ついに先週、結婚式を執り行いました!
何はともあれ無事に終わって良かった。
が、しかし。良かった楽しかった幸せだった!の夢物語だけじゃ済まないのが現実の結婚式。
そう、そこにはたんまりと費用が発生している訳であります。
今回はその結婚式費用をずばっと大公開します。
結婚式費用は全てがご祝儀価格!
あえてこういう言い方をしましたが、別に結婚式というものを否定しているわけではありません。
素直に「あ〜やってよかったなぁ」と感じます。
が、単純にお金面だけを考えると日本の結婚式ビジネスはボッタクリもいいところ。全ての明細項目がゼロひとつ多いと言っても過言じゃないくらいの驚愕価格でした。
今回モッティ家が行った結婚式の基本スペックは
- 参列者15人
- 教会で挙式
- 式場内で食事会
- 前撮り&アルバム有
- お色直し(嫁のみ)
大体こんな感じ。
家族だけのシンプルな内容にしたかったので披露宴無しで食事会という形式を取りました。
総費用は・・・
ずばり、
¥2,175,836
二百万円オーバーです。
- 挙式代
- 衣装美容代
- 写真代
- 会場費
- 料理代
- ケーキ代
- 装花・カラーコーディネート
- 演出
- 印刷物
- 引き出物
- 参列者美容代
以上の総合計となります。
相場がイマイチわからないですが、だいぶ割高な方だと思います。いわゆる地域一番というか「結婚式といえばまずはここだよね」というような、高めの会場でやりました。
会場選定にあたりザッと10箇所以上見て回りましたが、やはり空間の豊かさやスタッフのクオリティで見るとここだったんですよね。
高いのは知っていましたが、自分たちが20代前半だったならともかく、30歳も過ぎるとそれ相応の所で・・・と思ってしまうんですよね。
最も安いところならばこの3分の2くらいの価格にはなったと思いますが、不思議なもんでそういう所はチープさが至る所から漂ってきて・・・。
つい「一度きりだから」「せっかくだから」という全く合理的ではない心理的理由から最も高い会場を選んでしまったのでした。
そういうもんですよね、結婚式って。参列者が家族だけとは言え、相手家族への見栄もありますし。
挙式代 ¥125,100
キリスト教式、教会での挙式費用です。
チャペルではなく牧師さんが常駐するれっきとした教会を利用しました。
牧師さんが式を執り行い「健やかなる時も、病める時も・・・」というお決まりのあれをやってくれます。
賞味30分ちょっと。で、125,100円であります。
衣装代 ¥906,230(!)
信じられますか?全部貸し衣装です。
嫁がお色直し一回、ボクは無しでこのお値段です。
参考までに費用一例を紹介しますと・・
- タキシードレンタル ¥164,500
- Yシャツ・小物 ¥12,930
- 新婦ドレス(1着) ¥274,000
- ブーケ ¥21,600
- ヘアジュエリー ¥42,300
- 着付け ¥74,500・・・・
こんな感じです。
ブーケってあの新婦が手に持つお花です。あれが2万円オーバー。ちなみに新郎の胸元をちょこっと飾るブートニアは5,600円もします。
着付け代だけで74,000円。。タキシードなんてレンタルなのに16万円もします。
「これなら自前で買ったほうが安いのでは!?」ッて思いますよね。でもそうすると衣装持ち込み料が5万円程発生します。
この衣装合わせの段階で金銭感覚は完璧に麻痺しました 笑
「蝶ネクタイレンタル5,500円?安いじゃん」なんて感覚。
買えば1,000円位で調達できそうな蝶ネクタイがレンタルで5,000円なんてよーく考えれば明らかにおかしい訳ですが、完全に麻痺です。
もう全てのレンタル費用がゼロひとつ多いです。完全なボッタクリ価格です。
でもね。そういうもんです。結婚式ってのは。
写真代 ¥314,500
はい30万円オーバーです。
まず当日の挙式&食事会の最初まで(最後までは撮らないよってプラン)の写真撮影とアルバム制作代が約17万円。
ツアーフォト(別場所)での前撮り(1時間)が衣装込みで約14万円。
こんな感じです。
衣装代を経てから考えると「え?17万?安いじゃん!」って言いそうになっちゃう麻痺度。
でもよーく考えて。
たかだかアルバム一冊作るのに大卒初任給の手取り位するよ。あはっ。もう完璧におかしくなっちゃうね!
前撮りの写真も1冊のアルバムに統合されるので、ツアーフォト代は更に割高ですね。
食事会代 ¥623,400
計15名での約2時間半の食事代・会場費・飲料代・ケーキ代を含めた価格です。
会場費が10万円、お料理代が一人あたり28,000円、ドリンク代が6,000円、ケーキが19,000円・・・
はぁ。。どれもこれも桁違いですね。
料理は元々ディナーのコース料理が18,000円するような所なのである程度は覚悟していましたが、それでも28,000円もだなんて。。
しかもドリンク代ひとり6,000円て!キャバクラ並ですね。行ったこと無いけど。
そしてダメ押しのサービス料10%もしっかり計上されています。
いやいや、ここまで取っておいて更にサービス料とは・・・。恐れいります。
装花・カラーコーディネート ¥120,000
食事会場のカラーコーディネート代ということで12,000円の請求。
そしてテーブルを飾る装花代が約10万円。
つくづく思うのは生花関係の代金が異様に高いということ。
お花屋さんはこの時期一体いくら儲けてるんだろうか。
他にも親族の美容着付け代や各種印刷物等々。
ありとあらゆるものに高額の費用が掛かっています。
でもそれが結婚式なのだ。
改めて振り返ってみると夜の街の水商売のごとく高額に設定された金額に呆然としてしまいますが、でもでも結婚式というのはそういうものなんだと理解しました。
もちろんここにご祝儀や各種お祝いが入ってきて最終的な自己負担金額は大幅に下がるわけで、式場側もそれを見越してガッポリと吹っかけているんだろうと・・
そういうビジネスな訳ですね。
コスト対パフォーマンスで言えば明らかに劣悪です。
例えば何もかも自分たちでやってネットの貸し衣装を利用して、そこら辺のレストランでも借り切ればこの5分の1位の値段で出来るのではないでしょうか。
でも、建前もあるしやっぱり全面的に式場の世話になってしまう。
ここはもう「高額な金額を払う」事を試されている様な、通るべき道。
何もかもコスパ重視で考えてしまう自分としては、コスパ度外視のこういう経験も人生においては新鮮なものだったような気がします。
親兄弟、親戚の為に贅を尽くす。そういう場なのです。
もう一回はやりたくないけど、やって良かったと心から思える式だったのでした。