初のオーストラリア株式を購入しました。
銘柄は、かねてから「いつか買いたいなぁ」と夢想していた【WBK】ウエストパック銀行!
オーストラリア、シドニーに本社がある市中銀行です。
ちなみにこの銘柄は米国預託証券=ADR銘柄。本拠はオーストラリア株式市場ですが、米国市場にも上場しており慣れ親しんだ米国株式取引の一貫として買い付けることが出来ました。
高配当ADR、ウエストパック銀行(WBK)を買付け!
いや〜しかしやってしまいましたね。
毎月末の運用資産棚卸しで毎回毎回「銘柄数減らしたい」「インデックス投資率高めたい」と常々言っておきながら、再びの個別株投資。
これだから投資はやめられない。テヘヘ。
ところでADR銘柄って?
ADR=米国預託証券とイイますが、元々は米国の投資家が自国通貨であるドルで他国の銘柄に投資できるようにした方策だそう。
前述の通り今回のウエストパック銀行の本社はオーストラリア・シドニーで、オーストラリア市場にも上場していますが、ニューヨーク株式市場にも上場することでドル建てにて株式購入が出来るわけですね。
日本から買う場合はいずれにせよ円からドルへ両替してから買付けにいかなければなりませんが、それ以前に主要ネット証券であるSBI証券や楽天証券ではそもそもオーストラリア株式市場への直接投資が出来ません。
ここでADRの旨味が出てくるわけですね。
憎き二重課税
ところで配当に対する課税は米国では10%、日本は約20%もかかります。
すなわち、日本株から配当を貰えば20%の課税で済みますが、米国株から配当を貰えば米国分の10%+日本分の20%=約30%も税金として引かれます。このダブル課税が憎き「配当二重課税」というやつ。
一応救済処置として確定申告で外国税額控除を申告すればいくらか取り戻すことは出来ますが、
全部ではありません。一部です。
私の場合は、米国課税分10%の内34%程、つまり実質6.6%の課税に抑えることは出来ましたが二重課税状態であることに変わりはありません。
オーストラリア株の配当課税は0%!!

ところでオーストラリアでは配当もらった際の課税がなんと0%です。なんということでしょう。
繰り返しますが日本は20%、かたやオーストラリアは0%。
時差もなく、日本が10時ならはオーストラリアも10時なのに配当課税は0%。羨まし過ぎる・・・。
しかしこの羨ましい現状がオーストラリアADR銘柄を買うことで享受出来てしまうのがステキなところ。米国市場に上場されているオーストラリア株ADRは、米国分の課税はなくあくまでオーストラリア分の課税のみ。
オーストラリア分は0%なので、、日本分の20%だけが引かれる!つまり二重課税なし!
その日本分も一般NISA口座ならば0%!完全に配当税なしでの運用も可能になるのだ!!
ウエストパック銀行(WBK)買付け
オーストラリアに行ったことがある人ならばこのロゴ↑を見たことがあるはずです。本社シドニーですが、オーストラリア中どこにでもある銀行。オーストラリア4大メガバンクの一角。
創業200年の歴史があり、投資界隈では高配当銘柄として有名です。
売上だ、営業CFだ、EPSだ、PERだなんだと言うのはよっぽど詳しいサイトが他に沢山あるので割愛するとして・・・
まずはチャートをチェック。

緑のラインは株価20ドルのライン。こうしてみると、リーマンショック期の大暴落は別として、20ドルを切るラインがひとつの買い時ということがわかります。
更に19ドルラインを下回った時期と株価を調べると
- 2010年17.72ドル
リーマンショック後はこの1回のみ。
まああくまで過去を見ると、というだけで未来もそうなるかは全くわからないのですが、我が買付け額の
- 株価18.77ドル
というポイントは配当利回りが7%を超え、PERはオーストラリア銀行株のここ5年間平均の12.7倍を下回る10.6倍程度であったことを考えると、中々良い買いポイントだと判断して買付けに至りました。
数量にして353株、金額にして約73万円の投資。
オーストラリアは成長国
ところで、オーストラリアは依然として人口増加国で、2018年現在の人口は約2,500万人。

というのが人口減少国日本に暮らす30代オトコの率直な感想です。東京と神奈川で計2,200万人ですから、日本が多すぎるのかオーストラリアが少なすぎるのかよくわかりませんね。
このオーストラリアの人口は過去20年間一貫して増え続けており、今後も順調に増え続けるらしいです。
2060年代までには4,500万人に達するらしく、伴って経済も成長する「人口ボーナス」が充分に期待できる内容ですね。
可処分所得=手取りも1998年比で約3倍(!)の水準。可処分所得低下国の国民からすればまっったく羨ましい限りです。
ウエストパック銀行も主にリテール部門を主力としており個人の住宅ローン等々で、堅調に推移していくのではないでしょうか。
買った翌日には18ドルラインを下回って17ドル台に突入していますが、この辺りが底値ラインだと信じて今日も眠りにつこうと思います。