ETF 投資

新興国株式の積み立ては海外ETFじゃなくeMAXIS Slimに任せる。

更新日:

つみたてNISAのスタートに合わせて、各インデックスファンドが軒並み信託報酬を引き下げる展開が続いています。

まずは先進国株式や日本株式クラスにおいて低コスト化が進み、米国株式や新興国株式のコスト低下はまだまだ時間が掛かると踏んでいましたが、ここに来てこの状況も大きく変わり、特に新興国株式クラスは大きく動きました。

当ブログ管理人モッティのリスク資産配分目標は

↑このようになっており、先進国株式クラスは米バンガードのETF、VGTとVYMの米国株式に投資。日本株式はSBI中小型割安成長株ファンド 「ジェイリバイブ」とひふみ投信に。そして新興国株式は同じく米バンガードの新興国株式ETFであるVWOへ投資しています。

海外ETFを活用している理由は低コストだから。

それに尽きます。

ETF購入時の為替コスト、配当を受け取る際の二重、三重課税コスト等考慮すると、海外ETFと国内投信それぞれの信託報酬差より実際はもう少し差が縮まる事になりますがそれでも依然海外ETFに投資する方が遥かに低コストだったわけです。コスト高になりやすい新興国株式なんかは特に。

しかし、ここ最近の低コスト競争に新興国株式クラスも漏れなく巻き込まれてくれたおかげで、「これは海外ETF使わなくてもいいかも」と思える状況になってきました。

新興国株式、もう、海外ETFじゃなくていいんじゃね?

そんなお話です。

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新興国株式のつみたては海外ETFじゃなくても良い。

上の円グラフの通り、現在新興国株式クラスは米バンガードのETFであるFTSE・エマージングマーケッツETF VWOにてつみたて投資をしています。

これを最近コスト改定を行ったeMAXIS Slim新興国株式インデックスファンドに鞍替えしようという話です。

  • VWO 0.14%
  • eMAXIS Slim 0.20%(税込)

ご覧のように、現在eMAXIS Slim新興国株式の信託報酬は税込み0.20%という水準にまで下がりました。当初は0.36%という数字でデビューしたeMAXIS Slim。しかし、バンガードETFへ投資するだけの楽天バンガードシリーズが鳴り物入りでデビューし、これが一気に新興国株式クラスの信託報酬水準を下げ、常にコスト最安を謳うeMAXIS Slimが負けじとコスト改定に踏み切る。という展開で現在に至ります。

eMAXIS Slimの信託報酬0.20%に加えてその他の費用+0.18%(以下参照)とすると実質コストは0.38%ほど。

すっかり影が薄くなった通常版eMAXIS(eMAXIS Fat?)新興国株式の信託報酬以外の部分0.18%を流用。

とすると、実質コストは

  • VWO 0.14%
  • eMAXIS Slim 0.38%(税込)

と、実に0.24%差、2.7倍のコスト差が付くことになりますが、海外ETFの配当三重課税まで考慮すると話はそう単純でもないらしいのです。

この辺りは、以下しんたろう氏がブログ記事で全て説明してくれています↓

びっくりですね。5年リターンでは外国税額控除によって半分税金を取り戻せた場合に海外ETFが僅かに有利になる様ですが、その差0.05%。

わずか1年ほど前まで、新興国株式クラスのインデックスファンドと言えば実質コスト0.8%から場合によっては1%に達する事も多く、断然海外ETFを活用する方がコスト的に有利でした。

 

しかし、ここまで国内インデックスファンドのコスト低下が進んだ現在、その差はほぼ無くなってきている。というのが正しい所でしょう。

無論、VWOが4,000以上の銘柄に分散し、FTSEエマージング(韓国含まない)をベンチマークするのに対し、eMAXIS Slimは835銘柄に分散し、ベンチマークはMSCIエマージング(韓国含む)です。分散強度も対象も同じ新興国株式とは言えかなり違う事は頭に入れておくべきですが・・

資金投入は圧倒的にインデックスファンドがし易い。

0.05%という僅かな差しかないならば、インデックスファンドで積み立てをする方が圧倒的に有利です。

その理由は資金投入のし易さ

 

ネット証券にて海外ETFを買付ける場合(私モッティはSBI証券ユーザーなのでその場合)、まずは買い付け用のドルを用意しなければなりません。

SBI証券の場合、買い付け時に自動的に円→ドルに両替して買付けてくれる機能もありますがその場合の為替手数料は25銭かかります。ならばと住信SBIネット銀行にて外貨両替し、それをSBI証券に外貨入金する手法ならば為替手数料を4銭(たまにキャンペーンで0銭)まで圧縮することが出来ます。無論、これを使わない手はないのでもっぱらこの方法でまずドルを用意しています。

そしていざ購入時、現在のシステムでは自動積み立て購入機能はどの証券会社でも存在しませんので手動で株数入力して買い付けることになりますが、その前にSBI証券の外国株手数料体系がこちら。

  • 約定代金の0.45%(税込0.486%)
    ・最低手数料:5ドル(税込5.4ドル)
    ・上限手数料:20ドル(税込21.6ドル)

基本的に0.45%ですが、購入額の0.45%が5ドルに満たない場合は一律5ドルの手数料が差っ引かれる事になります。

例えば、300ドル分購入したとすると・・・300ドルの0.45%は1.35ドルで、5ドルに満たない為、問答無用で5ドル引かれます。この時の手数料率は1.6%になってしまいます。

つまり0.45%の手数料率を維持するには1回の買付けで最低でも約1,111ドル=1ドル120円として133,320円もの金額を投じなければなりません。

現在の毎月積み立て投資額は全体で14万円、内新興国株式へは大体28,000円ほどですから、4〜5ヶ月分をまとめて購入することにしています。つまり年間3回程の購入頻度ということになります。時間分散の観点からはあまりよろしくはありません。

自動積立こそ正義。

積み立て投資の醍醐味は時間分散が図れる点、そして何より私情や市場動向に左右されず、淡々と投資が実行されていく事、忘れたように投資を継続出来ることです。

投資に於いてこそ「継続は力なり」なので、ストレス無く粛々と資金を投入していく仕組みというのはとても大事な訳です。

 

その点に於いて、毎月どころか最近ではSBI証券でも「毎日積み立て」が可能になった、投信の自動積立サービスは資金投入方法としては最高です。そういう意味で、可能な限り国内投信を活用しながら、「どうしても」という所では海外ETFを使っていたのですが・・・たった0.05%ほどの差ならば投信の資金投入し易さを採ります。

と、いう訳で来月積み立て分よりeMAXIS Slim新興国株式に変更します!!

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