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海外ETFおすすめバンガードのリターン・コスト・配当利回りランキング!

更新日:

VTやらVGTやらVYMやらVOOやらと、先進国株式クラスで買い付けるべきETFを模索中のわたくしモッティ。

今まではVT一本で済ませていた訳ですが、「VOOかVTIでいいんじゃないか」「いやVGTとかVYMも面白いぞ」とバンガードのETFの面白さにどっぷり浸かりつつある今日この頃です。

 

 

その過程で米国バンガード社の公式HPでETFをあれこれ調べていたんですが、そのラインナップを見るに「こんなETFもあるのか〜」と、多種多様なETFを発見できて中々面白いのです。

 

そこで。

その多種多様な上に超低コストという魅力的なバンガードETFのパフォーマンス(リターン)ランキングを作ってみようかと。

 

うーむ。アメリカ強し。

 SPONSORED LINK

バンガードのおすすめETF年率リターンランキング

日本版公式HPに掲載されているバンガードETFの中から、過去5年のトータルリターン(年率)でTOP20を抽出。

 

但し、「米国スモールキャップ」「ミッドキャップ」「スモールキャップバリュー」「スモールキャップグロース」「メガキャップ」「ラッセル1000グロース」「2000グロース」「バリュー」・・・・などなど、実に細かい、違いが軽微なマニアックETFと、債券ETFは除外させて頂きました。

それだけで20以上あるから。。。

 

それではTOP20の発表です。

各項目は並べ替え可能です。ETF名をクリックで詳細部に飛びます↓

ブラウザの戻るボタンでまた表に帰ってこれますよ〜

ETF名ティッカー経費率過去5年リターン(年率)分配金利回り
バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF
VHT0.09%17.27%1.46%
バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF VCR0.10% 15.96%1.48%
バンガード・米国情報技術セクターETFVGT0.10%14.93%1.31%
バンガード・米国金融セクターETFVFH0.10%14.47%2.13%
バンガード・米国生活必需品セクターETFVDC0.10%14.32%2.31%
バンガード・米国資本財・サービス・セクターETFVIS0.10%14.04%1.94%
バンガード・米国高配当株式ETFVYM0.08%13.72%3.00%
バンガード・S&P500ETFVOO0.05%13.54%2.02%
バンガード・トータル・ストック・マーケットETFVTI0.05%13.33%1.90%
バンガード・米国電気通信サービス・セクターETFVOX0.10%11.68%2.79%
バンガード・米国公益事業セクターETFVPU0.10%11.66%3.10%
バンガード・米国増配株式ETFVIG0.09%11.42%2.09%
バンガード・米国素材セクターETFVAW0.10%8.96%1.85%
バンガード・トータル・ワールド・ストックETFVT0.11%8.57%2.29%
バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETFVEA0.09%5.70%2.84%
バンガード・FTSE・ヨーロッパETFVGK0.10%4.91%3.53%
バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETFVXUS0.11%4.33%2.81%
バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETFVEU0.11%4.29%2.84%
バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF VWO0.14%1.14%2.36%
バンガード・米国エネルギー・セクターETF VDE0.10%0.79%2.67%

※2016年12月1日現在の市場価格パフォーマンス ※データ元はYahoo!ファイナンス米国版

リターンは分配金を含めたトータルリターンです。

バンガード・米国ヘルスケア・セクターETF(VHT)

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  • 経費率   0.09%
  • 純資産額  54.46億ドル
  • 構成銘柄数 356

米国のヘルスケアセクターの大中小型株に投資するETFです。

「ヘルスケア」と一言で言っても銘柄は多岐に渡るみたいで、医薬品メーカーやバイオテクノロジー企業、健康機器・用品を開発する企業などなど。

「健康」に関する何らかの事業を行っている企業銘柄に幅広く投資しているETFです。

 

上位10銘柄は

  1. Johnson & Johnson
  2. Pfizer Inc.
  3. Merck & Co. Inc.
  4. UnitedHealth Group Inc.
  5. Bristol-Myers Squibb Co.
  6. Medtronic plc
  7. Amgen Inc.
  8. Gilead Sciences Inc.
  9. AbbVie Inc.
  10. Allergan plc

 

で、上位10銘柄が全体の48.2%を占めています。

 

ジョンソン&ジョンソン、ファイザー、ブリストル・マイヤーズ位は知ってますが、他は聞いたこと無いですね〜。

個人的にはあまり興味が無い分野です。

が、生きる上で欠かせないサービス、技術、製品を扱う企業群だけに安定のパフォーマンスというか。今のところすごい数字。バンガード全ETFの内、現在トップのパフォーマンスを叩き出しています。

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青がS&P500、赤がVHT

すごい。

  • 5年トータルリターン(年率) 17.27%
  • 内配当利回り  1.46%

PDFバンガード・米国ヘルスケア・セクターETF

バンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF(VCR)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  17.62億ドル
  • 構成銘柄数 388

このセクターは、自動車、アパレル、レジャー用品、ホテル、レストラン、 消費者向け小売業など、景気循環に対し最も敏感な傾向にある製造業および サービス業の企業で構成されています。

とあります。

パッと聞いただけでは中々イメージしづらいですが、世間一般の人々が普段から利用する商品なりサービスの内、景気に左右されやすい傾向にある分野の銘柄。

とでも言った感じでしょうか。

上位10銘柄と業種構成比率を見てみるとよくわかりました。

  1. Amazon.com Inc.
  2. Home Depot Inc.
  3. Comcast Corp.
  4. Walt Disney Co.
  5. McDonald's Corp.
  6. Starbucks Corp.
  7. NIKE Inc.
  8. Lowe's Cos. Inc.
  9. Priceline Group Inc.
  10. Time Warner Inc.

 

業種別構成比率

  1. インターネット販売
  2. レストラン
  3. 映画・娯楽
  4. ケーブル・衛星テレビ
  5. 住宅関連用品小売り
  6. 衣料小売り
  7. 自動車製造
  8. アパレル・アクセサリー・贅沢品
  9. 総合小売り
  10. ホテル・リゾート・クルーズ船

映画や外食、旅行関連、自動車や贅沢品と、景気がイイ時や消費マインドが向上する時に業績が上がる企業に投資するETFってことですかね。

上位10銘柄を見てみるといずれもその業界のトップランナーという顔ぶれ。

中々面白いですね。

この5年間で言うとやはり景気が上向きだっただけにリターンもスゴイことになってます。

  • 5年トータルリターン(年率) 15.96%
  • 内配当利回り  1.48%

PDFバンガード・米国一般消費財・サービス・セクターETF

バンガード・米国情報技術セクターETF(VGT)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  82.53億ドル
  • 構成銘柄数 382

こちらは以前記事にもしましたが、個人的に今気になっているETF。

 

米国のIT関連や情報技術関連株にまとめてまるっと投資出来るETFです。

 

上位10銘柄は

  1. Apple
  2. Alphabet(Google)
  3. Microsoft
  4. facebook
  5. Intel
  6. Cisco
  7. Visa
  8. IBM
  9. Oracle
  10. MasterCard

と、どれもこれも名だたるアメリカの大企業たちばかりですね。

 

Apple、Alphabet、Microsoftは世界の時価総額ランキングのトップ3。今のアメリカで最もイケイケの御三家、といった所でしょうか。

 

この分野の企業は世界中の人々の生活に最も多くの影響を与えている印象です。個人的にももうしばらくは世界の情報技術の発展に寄与する企業達なのではないかと思います。

  • 5年トータルリターン(年率) 14.93%
  • 内配当利回り  1.31%

PDFバンガード・米国情報技術セクターETF

バンガード・米国金融セクターETF(VFH)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  33.75億ドル
  • 構成銘柄数 571

その名の通り米国の金融に従事する企業に投資するETF。

 

上位10銘柄は

  1. Wells Fargo & Co.
  2. JPMorgan Chase & Co.
  3. Berkshire Hathaway Inc.
  4. Bank of America Corp.
  5. Citigroup Inc.
  6. US Bancorp
  7. Simon Property Group Inc.
  8. American International Group Inc.
  9. Chubb Ltd.
  10. Goldman Sachs Group Inc.

ウォール街の重鎮たち。悪く言えば少なからずリーマンショックの発端に関与したものたち。という感じでしょうか。

業種別構成比率は

  1. 銀行
  2. 地方銀行
  3. 専門不動産投資信託
  4. 動産保険・損害保険
  5. 資産運用会社・資産管理銀行
  6. 店舗用不動産投資信託
  7. マルチセクター持株会社
  8. 投資銀行・証券会社
  9. 消費者金融
  10. 生命保険・健康保険

となっており、ありとあらゆる金融関連企業に投資するETFとなっています。

個人的にはアメリカの一番好きじゃない部分と言うか。。。

VGTのようにモノやサービスを創っている企業群の方が好きですね。

  • 5年トータルリターン(年率) 14.47%
  • 内配当利回り  2.13%

PDFバンガード・米国金融セクターETF

バンガード・米国生活必需品セクターETF(VDC)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  33.43億ドル
  • 構成銘柄数 100

ベンチマークはMSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックス。

MSCI USインベスタブル・マーケット・生活必需品25/50インデックスは、 米国の生活必需品セクター株式銘柄で構成されています。このセクターは、食品・飲料・タバコの製造業者・流通業者のほか、非耐久 家庭用品・パーソナル用品の製造業者など、傾向的にそれほど景気循環に対 して敏感でない業種の企業で構成されています。

「生活必需品」の名の通り生活する上で必要不可欠な物資を製造・販売・流通する企業に投資するETF。構成銘柄数は100とかなり少数ですね。

「生活必需品」なので景気が下向きになろうが消費が下がらない=不景気の影響を受けにくい銘柄で構成されている。ということですね。

 

全体の58.1%を占める上位10銘柄は

  1. Procter & Gamble Co.
  2. Coca-Cola Co.
  3. Philip Morris International Inc.
  4. PepsiCo Inc.
  5. Altria Group Inc.
  6. Wal-Mart Stores Inc.
  7. CVS Health Corp.
  8. Walgreens Boots Alliance Inc.
  9. Mondelez International Inc.
  10. Costco Wholesale Corp.

コカ・コーラやペプシ、タバコのフィリップモーリスが「生活必需品」なのかは甚だ疑問ですが、景気がどうなろうが消費される商品ということでこのインデックスに入っているんでしょうね。

コーラはアメリカ人の「水」なんでしょうか。。

  • 5年トータルリターン(年率) 14.32%
  • 内配当利回り  2.31%

PDFバンガード・米国生活必需品セクターETF

バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF(VIS)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  20.94億ドル
  • 構成銘柄数 345

このセクターを構成する企業は、資本財の製造・販売、商業サービス・商業用品の提供または運輸サービスの提供のいずれかを事業の中心に据えてい ます。

となっています。

 

資本財とは、「生産のために使用する原材料、設備、機械とその輸送」の事を指すようで、これも組み入れ上位銘柄と業種構成を見ると何となくイメージが湧いてきます。

  1. General Electric Co.
  2. 3M Co.
  3. Honeywell International Inc.
  4. Boeing Co.
  5. United Technologies Corp.
  6. United Parcel Service Inc.
  7. Union Pacific Corp.
  8. Lockheed Martin Corp.
  9. Danaher Corp.
  10. Caterpillar Inc

生産機器や飛行機のエンジンなんかも手がけるGE、化学・電気素材メーカーの3M、輸送関係だとボーイングやUPS、キャタピラーなど。

重工業系の企業が多いですね。

景気が上向いて設備投資や生産活動が活発になってくると業績を上げてきそうな企業群に投資するETF。と捉えれば良いでしょうか。

名実ともに硬派なラインナップですね。

  • 5年トータルリターン(年率) 14.04%
  • 内配当利回り  1.94%

PDFバンガード・米国資本財・サービス・セクターETF

バンガード・米国高配当株式ETF(VYM)

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  • 経費率   0.08% ※2017.2月改定
  • 純資産額  198.85億ドル
  • 構成銘柄数 427

こちらも個人的にかなり気になっているETFです。

大型株で予想配当利回りが市場平均を上回る銘柄を重点的に組み入れます。

というETF。

配当利回りが市場平均以上の銘柄を重点的に組み入れということなので、ETF自体の分配金利回りも年3.00%と高くなっています。

こういう高配当ETFは一本は持っておきたい、とでも言うか、

キャピタルゲイン(値上益)が得られなかったとしても今のところ年3.00%のインカムゲイン(配当益)を享受できる訳ですからね。

 

全体の32.2%を占める上位10銘柄は

  1. Microsoft
  2. エクソン・モービル
  3. ジョンソン&ジョンソン
  4. GE
  5. AT&T
  6. ウェルズ・ファーゴ
  7. JPモルガン
  8. VERIZON
  9. P&G
  10. ファイザー

とお馴染み各業界の世界的企業が名を連ねています。

  • 5年トータルリターン(年率) 13.72%
  • 内配当利回り  3.00%

PDFバンガード・米国高配当株式ETF

バンガード・S&P500ETF(VOO)

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  • 経費率   0.05%
  • 純資産額  465.81億ドル
  • 構成銘柄数 507

ベンチマークは文字通りS&P500。日本で言う所の日経平均株価のようなものでしょうか。

S&P500指数は、米国大型株が大部分を占めている米国株式市場のパフォー マンスを表すベンチマークとして、広く知られています。 米国の主要業種を代表する500銘柄で構成されています。

前項のVTIがアメリカの全てに投資するETFだとすると、こちらはアメリカを代表する大型株500銘柄に投資するETF。

構成銘柄数は大幅に違うものの、両ETFのパフォーマンス(配当含まず)はかなり肉薄しています↓

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青がVTI、緑がVOO。

 

VOOは

  • 5年トータルリターン(年率) 13.54%
  • 内配当利回り  2.02%

PDFバンガード・S&P500ETF

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)

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  • 経費率   0.05%
  • 純資産額  605.29億ドル
  • 構成銘柄数 3650

構成銘柄数を見ても分かるように市場全体にまるっと投資系のETFですね。

ベンチマークはCRSP USトータル・マーケット・インデックス。

CRSP USトータル・マーケット・インデックスは、米国株式市場の投資可能 銘柄のほぼ100%をカバーしています。

だそうです。

「投資可能銘柄のほぼ100%をカバー」ってサラッとスゴイこと言ってますね。それで経費率は0.05%の超低コスト。さすがはバンガード。

純資産額605億ドルは1ドル=100円としても6兆500億円!!とんでもない規模です。モンスターETFです。

米国株式の大中小型株を網羅し、業種別でも

  1. 金融
  2. テクノロジー
  3. ヘルスケア
  4. 消費者サービス
  5. 資本財
  6. 消費財
  7. 石油・ガス
  8. 公益
  9. 通信サービス
  10. 素材

と多種多様な業種をカバーしています。

 

上位10銘柄は

  1. Apple Inc.
  2. Alphabet Inc.
  3. Exxon Mobil Corp.
  4. Microsoft Corp.
  5. Johnson & Johnson
  6. General Electric Co.
  7. Amazon.com Inc.
  8. Berkshire Hathaway Inc.
  9. AT&T Inc.
  10. Facebook Inc.

と、お馴染みの巨大企業たちが名を連ねていますが、構成銘柄が多い分この10名柄は全体の15.4%にしかなりません。なんてったって3650銘柄に投資していますからね。

アメリカ全部に投資するなら迷わずVTIですね。

  • 5年トータルリターン(年率) 13.33%
  • 内配当利回り  1.90%

PDFバンガード・トータル・ストック・マーケットETF

バンガード・米国電気通信サービス・セクターETF(VOX)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  15.55億ドル
  • 構成銘柄数 32

構成銘柄は32。かなり少数ですね〜。少数と言ってもそもそもベンチマークするインデックスがその設定なのでETF自体の問題ではないですが。

ベンチマークする MSCI USインベスタブル・マーケット・電気通信サービス25/50インデックスは

このセクターは、主として固定回線、携帯無線、ワイヤレス、広帯域通信、 光ファイバー・ケーブルネットワークを通じて通信サービスを提供する 企業で構成されています。

とのこと。

そもそもこうした通信インフラ系の企業に的を絞ると32銘柄しか無い。ということなんでしょう。

全体の70.6%を占める上位10銘柄は

  1. Verizon Communications Inc.
  2. AT&T Inc.
  3. Level 3 Communications Inc.
  4. CenturyLink Inc.
  5. SBA Communications Corp.
  6. T-Mobile US Inc.
  7. Sprint Corp.
  8. Frontier Communications Corp.
  9. Shenandoah Telecommunications Co.
  10. Telephone & Data Systems Inc.

ベライゾン、AT&T、T-MOBILE、スプリントなどなど。アメリカの携帯電話キャリアの大手が全て含まれています。過去5年の年率リターンも配当利回りもそこそこに良いのですが、個人的には的を絞りすぎる感が否めないですね。これならば情報技術セクターETFであるVGTの方が好きです。

  • 5年リターン(年率) 11.68%
  • 配当利回り  2.79%

PDFバンガード・米国電気通信サービス・セクターETF

バンガード・米国公益事業セクターETF(VPU)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  26.36億ドル
  • 構成銘柄数 82

「MSCI USインベスタブル・マーケット・公益事業25/50インデックス」への連動を目指すETFです。

具体的には、

このセクターは、電力、ガス、水道企業のほか、独立系発送電事業を行う企業で構成されています。

とのことで、米国の各インフラ関係の企業へまとめて投資できるETFとなっています。それ故に構成銘柄は82と極めて少なく、純資産規模も少額になっています。

電気ガス水道、発送電事業と、いずれも好景気だろうが不景気だろうが関係なく人々が生活する上で必要不可欠な業種銘柄を扱うETFなだけに、例えば米国の代表的な指数であるS&P500連動するVOOと比較してみると興味深い値動きをしています↓

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同じような動き方をしている部分もあれば、VOOの下降局面で上昇していたり、またその逆もあったりで全体の景気にはあまり連動しない傾向もあるみたいですね。

 

トータルリターンは他と比べてさほど高くはないですが、その内の配当利回りは今回扱ったETFの中では2番めに良い数値を出しています。

  • 5年トータルリターン(年率) 11.66%
  • 内配当利回り  3.10%

PDFバンガード・米国公益事業セクターETF

バンガード・米国増配株式ETF(VIG)

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  • 経費率   0.09%
  • 純資産額  215.55億ドル
  • 構成銘柄数 185

こちらも先のVYMと並んで比較される事が多い高配当企業に投資するETF。

10年以上連続して増配の実績を持つ米国普通株で構成されています。

「市場平均以上の配当」がVYM、

「10年以上連続増配」がこのVIG、ということになります。

 

全体の31.4%を占める上位10銘柄は

  1. Johnson & Johnson
  2. Coca-Cola Co.
  3. PepsiCo Inc.
  4. Microsoft Corp.
  5. Medtronic plc
  6. McDonald's Corp.
  7. 3M Co.
  8. CVS Health Corp.
  9. Walgreens Boots Alliance Inc.
  10. United Technologies Corp.

と、VYMより一般消費品寄りという印象。チャートで比較してみます↓

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青がVIG、緑がVYM

こちらは配当含まずのチャートなので単純にキャピタルゲインの比較になりますが、VYMの方が高パフォーマンスですね。ここに配当も含まれてくるとさらに差が広がる事になります。

  • 5年トータルリターン(年率) 11.42%
  • 内配当利回り  2.09%

PDFバンガード・米国増配株式ETF

バンガード・米国素材セクターETF(VAW)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  12.27億ドル
  • 構成銘柄数 121

名の通り米国の素材産業に投資するETFです。

このセクターは、化学、建設資材、ガラス、紙、林産品の製造業および関連包装製品の製造業、ならびに金属、鉱物、鉱業関連企業および製鉄業など、 幅広いコモディティ関連の製造業の企業で構成されています。

業種別構成割合は

  1. 特殊化学品  24.2%
  2. 総合化学   17.5%
  3. 肥料・農薬  9.7%
  4. 包装紙    8.7%
  5. 工業用ガス  8.5%
  6. 基礎化学品  5.8%
  7. 鉄鋼     5.6%
  8. 建設資材   4.9%
  9. 金属・ガラス容器 4.8%
  10. 金     3.6%

と、質実剛健的、硬派な取り揃えです。

バンガード・米国資本財・サービス・セクターETF(VIS)と似たような部分を感じますね。米国のモノづくりを影で支える裏方たち。といったところでしょうか。

  • 5年トータルリターン(年率) 8.96%
  • 内配当利回り  1.85%

PDFバンガード・米国素材セクターETF

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)

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  • 経費率   0.11% ※2017.2月改定
  • 純資産額  56.28億ドル
  • 構成銘柄数 7495

日本ではお馴染みのETF。「海外ETF=VT」と言っても過言ではないほど認知されたETFですね。ベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスは

先進国や新興国市場を含む約47ヵ国の約8,000銘柄で構成されます。

 全世界の投資可能な市場時価総額の98%以上をカバーしています。

約8000銘柄とありますが正確には7701銘柄、VT自体も7495銘柄に投資し、銘柄数で言えば超モンスター級のETFです。が、純資産額は56.28億ドルとこれはこれで大きいですがバンガードのETFラインナップの中ではかなり少ない方。コストはこれだけの銘柄に投資して0.11%は素晴らしいですが、やはりバンガードのラインナップの中では高い方となります。

国別構成上位10カ国は

  1. 米国  53.5%
  2. 日本     8.1%
  3. 英国     6.5%
  4. カナダ  3.2%
  5. スイス  2.9%
  6. フランス  2.8%
  7. ドイツ    2.7%
  8. オーストラリア  2.4%
  9. 中国     2.1%
  10. 韓国    1.6%

で、先進国中心に日本や新興国まで幅広く、またオールキャップの名の通り大中小型株、そして「全世界の時価総額の98%以上をカバーする」とだけあって全世界にまるまる投資できるETFです。

これはこれで物凄いコンセプトのとんでもない商品ですが分散がめちゃくちゃ効いている分現時点でのリターンもバンガードの中では低い方となっています。

S&P500指数とパフォーマンスランクTOPのVHTと比較したチャート(配当含まず)は

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青がS&P500、緑がVT、赤がVHT

このようになっています。

 

この辺りの事に付いては過去記事を是非ご参照下さい。

わたくしモッティも現在保有中です。徹底的な分散投資には有効なETFです。

  • 5年リターン(年率) 8.57%
  • 配当利回り  2.29%

PDFバンガード・トータル・ワールド・ストックETF

バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)

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  • 経費率   0.09%
  • 純資産額  330.41億ドル
  • 構成銘柄数 3782

ベンチマークは「FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックス」

FTSE先進国オールキャップ(除く米国)インデックスは時価総額加重イン デックスです。カナダ、欧州地域の先進国市場、および太平洋地域の先進国市場の、大型株・中型株・小型株約3,700銘柄で構成されます。

国別構成比率上位10カ国は

  1. 日本   21.4%
  2. 英国   17.0%
  3. カナダ  8.5%
  4. スイス  7.6%
  5. フランス 7.4%
  6. ドイツ  7.2%
  7. オーストラリア 6.4%
  8. 韓国   4.2%
  9. 香港   3.2%
  10. スウェーデン 2.7%

米国以外の先進国で構成されるETFです。ベンチマークがFTSEなので韓国も先進国枠に入っています。これがMSCIだったらば韓国は新興国枠ですね。

こちらも世界にまるっと系のETFですね。但し米国は含まれませんのでVEA+VTIもしくはVOOで先進国分散投資を実行することも出来ます。

先進国株式への投資を例えばこのVEA一本で完了させた場合、米国への投資がゼロになります。2016年現代に於いて米国抜きの先進国株式投資はよっぽどの信条か思想でもない限り非・効率的です。したがって、本ETFは他の米国株ETFと組み合わせて利用するのが現実的な手段でしょうか。

過去5年のS&P500指数とVEAの比較↓

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青がS&P500、赤がVEA

アメリカ強し!

  • 5年リターン(年率) 5.70%
  • 配当利回り  2.84%

PDFバンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF

バンガード・FTSE・ヨーロッパETF(VGK)

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  • 経費率   0.10% ※2017.2月改定
  • 純資産額  127.29億ドル
  • 構成銘柄数 1250

ヨーロッパの先進諸国の大中小型株の市場パフォーマンスを測定する

「FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス」に連動するETFです。

投資対象国は

  • 英国
  • スイス
  • フランス
  • ドイツ
  • スウェーデン
  • オランダ
  • スペイン
  • イタリア
  • デンマーク
  • ベルギー
  • オーストリア
  • フィンランド
  • ギリシャ
  • アイルランド
  • ルクセンブルク
  • ノルウェー
  • ポルトガル

の17カ国。

 

バンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)と同じくよっぽどのアメリカ嫌いでもない限りこのVGK一本で先進国株式への投資が完結することは無いでしょう。VGKにプラスして何らかの米国株ETFにも投資するのが現代では効率的な手段だと考えます。「先進国株式クラスの中でヨーロッパの比率を高めたい」などの場合に最適なETFです。

ただし、5年トータルリターンは年率で4.91%とあまり高くなくキャピタルゲインを狙ったパフォーマンスは悪いです。が、その内の配当利回りが3.53%と実に素晴らしい数字。

この分配金利回りは今回扱ったETFの中では堂々の1位です。キャピタルゲインよりもインカムゲインで勝負する傾向のETFです。

  • 5年トータルリターン(年率) 4.91%
  • 内配当利回り  3.53%

PDFバンガード・FTSE・ヨーロッパETF

バンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF(VXUS)

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  • 経費率   0.11% ※2017.2月改定
  • 純資産額  58.52億ドル
  • 構成銘柄数 6062

バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)のベンチマークである

「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」から米国を除いたのがこのVXUSのベンチマークです。

つまりVTーアメリカ=VXUSという事になります。

 

もしくは、米国を除く先進国株式に投資するバンガード・FTSE先進国市場(除く米国)ETF(VEA)+新興国=VXUSとも言えるかもしれません。

日本を始めとする先進諸国と新興国にまるっと投資するのがこのVXUSです。構成銘柄数も6062と「これぞまさしく分散投資!」と言える数字。

 

こちらも米国株式が一切入ってないETFになるので、米国投資は他に何らかのETFを使って実行するかもしくは心情・信条・思想的に「アメリカには一切投資したくない」人にはぴったりのETFとなっています。

個人的には現代の世界経済においてアメリカを無視して投資活動をするのはあまりに非・効率的だと考えているのでこのVXUSを使うとしたら米国の各セクターETFやVTIVOOのような米国まるっと系ETFと組み合わせるのが現実的と考えます。

次項のVEUと実は非常によく似たETFです。

 VXUSVEU
経費率0.13%0.13%
純資産額58.52億ドル129.20億ドル
銘柄数60622556
国別構成比率TOP5日本 17.4%
英国 13.8%
カナダ 6.9%
スイス 6.2%
フランス6.0%
日本 17.5%
英国 14.1%
スイス 6.5%
フランス6.4%
ドイツ 6.1%
上位銘柄TOP5Nestle SA 1.2%
Royal Dutch Shell plc 1.1%
Novartis AG 1.0%
Roche Holding AG 1.0%
Samsung  0.8%
Nestle SA 1.4%
Royal Dutch Shell plc 1.3%
Novartis AG 1.1%
Roche Holding  1.1%
Samsung   0.8%
株式配分比超大型 48.92%
大型  30.15%
中型  16.82%
小型  3.92%
超大型 54.24%
大型  33.58%
中型  11.88%
小型  0.30%
  • 5年リターン(年率) 4.33%
  • 配当利回り  2.81%

PDFバンガード・トータル・インターナショナル・ストック(除く米国)ETF

バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF(VEU)

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  • 経費率   0.11% ※2017.2月改定
  • 純資産額  129.20億ドル
  • 構成銘柄数 2556

FTSEオールワールド(除く米国)インデックスに連動するETFです。

FTSEオールワールド(除く米国)インデックスは、米国を除く世界の先進国
および新興国株式市場の銘柄のパフォーマンスを測定します。
米国を除く約50ヵ国の約2,200銘柄で構成されています。

実は前項のVXUSと非常に良く似たETFです。

 VXUSVEU
経費率0.13%0.13%
純資産額58.52億ドル129.20億ドル
銘柄数60622556
国別構成比率TOP5日本 17.4%
英国 13.8%
カナダ 6.9%
スイス 6.2%
フランス6.0%
日本 17.5%
英国 14.1%
スイス 6.5%
フランス6.4%
ドイツ 6.1%
上位銘柄TOP5Nestle SA 1.2%
Royal Dutch Shell plc 1.1%
Novartis AG 1.0%
Roche Holding AG 1.0%
Samsung  0.8%
Nestle SA 1.4%
Royal Dutch Shell plc 1.3%
Novartis AG 1.1%
Roche Holding  1.1%
Samsung   0.8%
株式配分比超大型 48.92%
大型  30.15%
中型  16.82%
小型  3.92%
超大型 54.24%
大型  33.58%
中型  11.88%
小型  0.30%

強いていうならば違いは株式配分比でしょうか。

VXUSは小型中型株寄り、VEUは大型寄り。それが構成銘柄数の違いにも現れていると思います。

どちらにせよ米国を除く全世界の株式にまるまる投資するETFということで、ほとんど名前の好みで選んでいいレベルの違いしかありません。

パフォーマンスも↓

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ぴったり!!

  • 5年リターン(年率) 4.29%
  • 配当利回り  2.84%

PDFバンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)ETF

バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)

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  • 経費率   0.14% ※2017.2月改定
  • 純資産額  378.74億ドル
  • 構成銘柄数 4076

ようやく新興国株式ETFが出てきました。現在、ベンチマークの移行中ですが最終的には

「FTSEエマー ジング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)インデックス」への連動を目的としたETFです。

全世界の新興国株式、大中小型株へ投資する新興国株式にまるっと全部投資するETF。

国別構成上位10カ国は

  1. 中国
  2. 台湾
  3. インド
  4. ブラジル
  5. 南アフリカ
  6. メキシコ
  7. ロシア
  8. マレーシア
  9. タイ
  10. インドネシア

となっています。ところでロシアって新興国枠なんですね。

 

実はわたくしモッティも新興国株式クラスの100%をこのETFにて積立中です。正直現時点でのパフォーマンスは中々悪いです↓

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青がS&P500、赤がVWO

かなり荒れてますが、今は20年後30年後の果実を期待してじっくり仕込む時期と割切って毎月淡々と積立を実行中です。

新興国株式クラスだとどうしてもコスト高になりがちで、現在コスト最安の「たわらノーロード新興国株式」でさえ0.495%という状態です。それと比較するとこのVWOは0.14%と、バンガードらしい超低コストが魅力となっています。

  • 5年リターン(年率) 1.14%
  • 配当利回り  2.36%

PDFバンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF

バンガード・米国エネルギー・セクターETF(VDE)

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  • 経費率   0.10%
  • 純資産額  39.30億ドル
  • 構成銘柄数 138

「MSCI USインベスタブル・マーケット・エネルギー 25/50インデックス」への連動を目指したETF。

このセクターを構成する企業は、石油等掘削装置・その他エネルギー関連 機器の建設またはサービス提供、あるいは石油・ガス製品の探査・開発・販売・精製または輸送のいずれかを事業の中心に据えています。

業種別構成比率は

  1. 総合石油・ガス 39.7%
  2. 石油・ガス探査・開発 26.7%
  3. 石油・ガス装置・サービス 15.6%
  4. 石油・ガス貯蔵・輸送 8.2%
  5. 石油・ガス精製・販売 7.5%
  6. 石油・ガス掘削 2.0%
  7. 石炭・消耗燃料 0.3%

ほとんどが石油・ガスの化石燃料を扱う企業です。

「エネルギーセクター」という文言から、電気や自然エネルギー等も想像していたのですがそうではないみたいですね。

電気や、燃料電池、自然エネルギー、バイオエタノールなど「これから」のエネルギーに投資するならば面白いと思いますが、石油・ガスを中心とした化石燃料エネルギーへの投資となると、個人的には二の足を踏んでしまいます。

パフォーマンスはかなり厳しく5年トータルリターンでぎりぎりのプラスです。

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青がS&P500、赤がVDE

 

米国経済よりも原油価格と連動してますね↓

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  • 5年リターン(年率) 0.79%
  • 配当利回り  2.67%

PDFバンガード・米国エネルギー・セクターETF

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