現在の積立アセット・アロケーションの中核を担う米国株式クラスに於いて、2つのETFへ定期積立買付けを行いました。
- VGT 米国情報技術セクターETF
- VYM 米国高配当株式ETF
VYMは最近楽天バンガードシリーズ入りした、米国の高配当株式に投資するETF、VGTは米国の情報通信企業、いわゆるIT・ハイテク企業に投資するETFです。
VGTの上位銘柄は
- Apple
- Alphabet(Google)
- Microsoft
- Intel
- Cisco
- Visa
- IBM
- Oracle
- MasterCard
と、現在時価総額ランクで上位を独占するIT企業群が名を連ねます。30年40年、この状況が続くとは思ってませんが、10〜15年くらいは世界をリードし続けるのではないか。という目論見で積立投資をしています。
今回の定期積立投資額はそれぞれ日本円にして12万円ほど。
毎月の積立投資額はそれぞれ30,000円ほどなんですが、それだとETFの買付け手数料が割高になってしまうので1月〜4月までの積立投資分をまとめて買付けました。
VYMについては楽天VYMを使って投資する手もありますが、現状、ちょっと迷い中。。とりあえずETF直接買い付け戦法を続けています。
VGTとVYM。海外ETF手動積立投資を実行
配当欲しさにVYMのような高配当系ETFを買っている身としては、恐らく無配当を貫くであろう楽天VYMを買う理由に困ってしまいます。
楽天VYMを買うことでインカムゲインではなくキャピタルゲインメインの投資になるならば、じゃあ楽天VTIを買ったほうが理にかなっている気がするのです。
VYMとVTIの10年リターン(配当込み)を比較したグラフはこのように↓なっており、
ほぼほぼ同じような値動きをしていますが、配当の税引き後10年リターン(年率)比較では
- VYM 6.73%
- VTI 7.16%
と年率で0.43%の差が付いています。単純にトータルリターンだけで言えばご覧の通りVTIや楽天VTIに投資した方がいい。しかし、配当が多い分VYMが不利であることを理解した上で、それでも給与以外の所得を創造するべく定期的に配当を得る為に本家VYMに投資を始めた訳です。
資金の投入にあたっては圧倒的に国内投信を介した方がやりやすいのは確かなんですが、いかんせん配当を出さないであろう上に、トータルで楽天VTIに劣るであろう楽天VYMに投資する明確な理由がいまいち見当たらないのです。
と、いう訳で現状維持。粛々と本家ETFへ不便な手動積立投資を行っています。
先進国株式は米国100%。
現在の積立アセット・アロケーションとポートフォリオはこのようになっています。
全体の45%を担う先進国株式クラスは100%米国株式にて構成。
新興国株式クラスは先日までバンガードVWOを買い付けていましたが、eMAXIS Slim新興国株式へ変更しました。
やはり自動積立投資は圧倒的にラク。投資を長く続ける上で「自動化」はかなりのメリットです。忘れたように(実際忘れても)淡々と積立投資が継続される仕組みは大きな強みとなります。
よって海外ETFへの積立は3つから2つに減少。願わくば残りふたつのETFも国内投信に置き換えられればラクなんですが、、VYMについては前述理由から判断を保留中。
VGTは業種的に無配や低配当の銘柄が多い関係でETF自体の配当率も1.3%程と低率です。したがってこちらはキャピタルゲイン狙いの投資対象。楽天バンガードシリーズ入りすれば文句なく乗り換えが可能なETFです。
海外ETFの買付け手数料
現在、SBI証券の外国株式買付け手数料体系は、
- 約定代金の0.45%(税込0.486%)
・最低手数料:5ドル(税込5.4ドル)
・上限手数料:20ドル(税込21.6ドル)
このようになっており、0.45%の手数料率に収めるには1回の買付け時に最低でも約1,111ドルを投資せねばなりません。よって毎月積立投資額の4ヶ月分、5ヶ月分を一括投資しているのですが、これだとうまく時間分散が図れないのがもっぱらの悩みです。
どうにか海外ETFの自動積立サービスが始まって手数料も優遇してくれれば良いのですが・・・まだ先の話でしょうか。