インデックスファンドを用いた積立投資を始めて早1年ちょい。
様々な情報に触れる内、徐々にETFを使った長期投資にも興味を持ち始めていましたモッティーです。
ETF。特に海外ETF。特に特に米国ETF。
更に言うとバンガードのETF。
そうは言っても今までは税金関係の煩雑さや、売買手数料の発生などなど。
なかなか初心者には手が出しにくかった訳です。
ところがここ最近、そのハードルが少しずつ低下してきています。
参考やっぱり気になる憧れの海外ETF。ハードルは徐々に下がってきているぞ。
そして更につい先日、さらにそのハードルを引き下げるgoodニュースが舞い込んできた所で、わたくしモッティー、
海外ETFへの積立投資(手動)
にチャレンジしようと思います。
海外ETFにトライする環境は整った!
インデックス長期投資の大敵はファンド保有や購入に係るコストです。
逆に言うと、コストを削減できれば将来的なリターン向上にも寄与することが出来る。
投資家側で出来るリターン向上策のひとつですよね。
そのコスト。
例えば代表的なインデックスファンドシリーズである「SMTインデックスシリーズ」。
そのコストを並べてみると、、、
大体こんな感じ。
ただこの表は信託報酬のみの記載。なので諸々の費用含めた実質コストになると更にもうちょっとプラスされるイメージです。
実質コストに関しては相互リンク先でもあるインデックス投資日記@川崎 さんに大変詳しく載っているのでご参照を。
インデックス投資日記@川崎:「SMTインデックスシリーズ全16ファンドの実質コストまとめ(2014年12月)」
そしてETF発祥の地、アメリカのバンガード・インベストメンツが提供する海外ETF。
僕がNISA口座を開いているメイン口座、SBI証券にて購入できるバンガードのETFのコストはこんな感じ↓
※抜粋です。全リストはSBI証券にて。
「経費率」というのがコストの項目ですね。
米国籍のETFだけに、米国絡みのものが多い感じはしますが「グローバル株」「新興国株」というクラスもあったりして中々良い感じですね〜
で、問題のコスト。SMTのそれと比較してどうでしょう。
・・・なんかケタがひとつ違うような!?
SMTグローバル株式オープンの信託報酬が0.54%、バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)は0.17%!(最近0.18%から0.17%に下がりました。)
厳密には連動を目指すベンチマークが違うし、VTには日本や新興国株も8〜9%ずつ入っているという部分は頭に入れつつ・・・いや、でもこの差はでかい!!
そして新興国株クラス。
SMT新興国株式インデックスの信託報酬0.648%(直近の実質コストは1%を超えてましたが・・・)、
バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF(VWO)は0.15%!
これもベンチマークが違う事は頭に入れつつも、、、でもこの差はでかすぎる!!
特にSMT新興国株式インデックスの直近(2014年12月)実質コスト1.14%で比較すると
約1%の違い。
すごい。バンガードすごい。
欲しいぃぃ〜!
またひとつハードルが下がりました。
冒頭でお伝えした当ブログの記事「やっぱり気になる憧れの海外ETF。ハードルは徐々に下がってきているぞ。」の中でも取り上げましたが、記事投稿時点ではSBI証券の「海外株式特定口座未対応」というハードルが存在している状態でした。
が!
なんと、過去記事投稿後まもなくして嬉しいニュースが飛び込んできました!既に記事にされているいくつかのブログをご紹介。
- コツコツ投資日記:「ついにSBI証券が海外株式の特定口座サービス開始!」
- インデックス投資日記@川崎:「SBI証券が外国株式の特定口座対応を2015年内に開始へ」
- 2020年への資産運用の旅 :「SBI証券が海外ETFの特定口座に対応へ」
そうなんです、マネックス証券から始まった海外株式の特定口座対応という流れは楽天証券を経てやっとSBI証券にも届いた様なのです。
これでもしNISAが終わってしまって課税口座に海外ETFが移されたとしても特定口座であれば源泉徴収を選択することも出来るし、煩雑な税金処理の手間が格段にラクになること間違いなしです。ありがたい!
NISA口座内であればひとまず今の所売買手数料は無料。よってリレー投資の様にまとまった金額での投資に加え、少額での積立買付けも気兼ねなし。
NISA口座内であれば日本からの分配金課税は無し。米国からのみ。よって二重課税は発生しない。
そしてNISA終了後は特定口座にて運用できる。
NISAに関しては依然不確定要素(恒久化するのか?手数料無料キャンペーンいつまで?)が存在するものの、、ハードルは着実に下がってきている印象です。
問題は手動積立&売買単位
とは言え、海外ETF積立投資にはまだ少々ハードルが残っている状態ではあります。
まず1つは「自動積立できない」こと。
とりあえずSBI証券では海外ETFをインデックスファンドの様に毎月自動積立で買付けする事が出来ません。
手動のみ。
「月一回自分で買付け処理すればいいだけでしょ?」と軽く思ったりもするんですが・・・でも自動積立投資って投資を淡々粛々と続ける上では実はかなり大事なポイントだと思っています。
例えば転職や引越、結婚等、大きなライフイベントの時。
例えば今の僕のように新しい仕事が始まって、ほとんどのエネルギーや知力を仕事に費やしている時。
例えば体調を崩してそれどころじゃない時。
長い人生、色々な事が起きる中でも自動で毎月積立投資が実行されていくこと。
投資にエネルギーを費やす必要がほとんど無いこと。
これは長期積立投資を実施する上ではかなりのメリットだと思ってるんですよね。
なので、手動積立買付けには今だ結構抵抗があります。実は。
じゃあ「投信で積立てETFにリレーすれば?」とも思ったんですが、、、信託財産留保額(ファンドを売るときのコスト)が発生するモノもあるしー、、そもそも確定拠出年金内のファンドからはリレー出来ないしー。。
てなわけでやっぱり毎月積立をしてみたい。
そしてもう一つ。「売買単位」。
通常のファンドの様にETFは金額での買付けが出来ません。株数単位の売買になります。
一口6,000円だったらその倍数の金額でしか買えない。
この金額が設定した各ファンドの毎月積立金額と合うのか。という問題。
はい、当然ぴったり合うわけはありませんね。。
この部分は年に1回のリバランス時にぴったり合わせるとして、
月単位ではざっくりやっていきたいと思います。
ざっくりって・・・。
ま、とりあえず習うより慣れろ。やりながら覚えろ精神で、まずはトライ。やってTRY!です。
だめだったらまたすぐ通常のファンド積立に戻ればいい!
購入予定ETFはこれっ!
で、どのETFを買うんですか?
はい、では発表します。
- バンガード・トータル・ワールドストックETF(VT)
- バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF(VWO)
以上2点!
の予定。
もちろん目標資産配分がズレないようにちゃんと配分計算してやります。
特に前者のVTは先進国株クラス・新興国株クラス・日本株クラスを含んだETFですからね。その辺りの資産クラス配分もちゃんと考慮して取り入れる予定です。
計算はマイExcelツールで。
参考アセットアロケーション(資産配分)ツールをExcel(エクセル)で作りました。※ダウンロード可
開始時期は来月2015年4月の積立分より。
ちなみに予告いたしますと、個人型確定拠出年金の年金種別変更に伴う掛金変更に合わせて全体の毎月積立額も変更します。
そして海外ETF・インデックスファンド・一部アクティブファンド(ひふみプラス)での積立金額ベースコストは
今までの0.60%から0.49%へ低下の見込み。
ん〜うまくいくかな!?