話は先月のこと。実家に帰った折に父から「生前贈与をやるから」(!)というお達しが。
ま、いつかは親の財産を譲り受ける事にはなるんだろうと思ってはいましたが、、それはもっともっと先の話しで例えば僕が50歳とか60歳になった時の話しかなぁ。
だなんて漠然と思っていました。
ちょうど来年2015年に相続税が増税されるとの事もあって父なりに色々考えた結果らしいです。
何て言うか、ただただ感謝ですねぇ。。
30代のうちに贈与を受けられるのは良かった
生前贈与にも色々と非課税制度があって、当然その非課税枠の中で贈与を受ければ税金はかかりません。
今回は最も一般的な非課税枠である「年間110万円以内の贈与」に収まる範囲で数年間贈与を受けることになるみたいです。
ちなみにこの「年間110万円以内の贈与非課税枠」も例えば親子間だけで数年に渡って同じ金額を贈与していると
税務署から「それはただ多額の贈与を分割しているだけであって非課税枠には当てはまらない!」みたいな事を指摘されることもある。らしい。。こわい。
で、最近ではそういう税務上のリスク解消をしつつ110万円の非課税枠内で数年間の贈与を実施する手段として銀行の信託サービスを使うことが最も確実で安全な方法のようで。
今回の僕への贈与も三菱信託銀行の「暦年贈与信託 おくるしあわせ」というサービスを介して行われることになりました。
元本保証の口座に置いとくのはもったいない
この「暦年贈与信託」は基本的には満期が設定されている定期預金のようなもの、らしいのですが、一部解約で資金を引き出すことも可能なようで。
ちなみにこの口座は元本保証を高らかに謳っており、元本保証の名の下、普通預金なみの金利しか付かない口座。
元本保証って聞くと一見「損はしてない」ように思うけれど、5年経とうが10年経とうが元本が減らない増えないってなわけでして。。
それって要は損してるじゃん。と思うので早速一部解約で引き出して自分で運用することにしました。
余談ですがこの一部解約手続きを銀行でする際に「その引き出し金はどうされるんですか?」と行員、「いや、運用しようと思って・・」と僕。
「じゃあ当社の商品のオススメをさせて下さい!」てな流れで、先日のエントリーにも書いた「投資価値の無いファンド」を勧められたわけであります。
参考窓口で投信を買っちゃいけないけど、オススメされるのは勉強になる。
早ければ早いほど良いのかも
通常、親の財産を譲り受けるタイミングは「親が他界したとき」というのが一般的でしょう。
ただ、親が平均寿命程の長生きをしたとすると、当然自分自身もそこそこいい歳になっているわけで。
財産を相続した時には自分も既に50歳60歳。
そこからその資金を運用するより、今回の様に生前贈与で30代の内に一部を譲り受ける事が出来るのは良かったのでは。と思います。
というのも運用期間が長ければ長い程、複利の恩恵を存分に享受できますからね。
しかもちょうど僕自身が将来に向けた資産運用を開始した今年、生前贈与も受けるということでタイミング的にはかなり良いですね。
親父、ナイス判断です。
僕の家は資産家でも金持ちでも何でもなく、普通のサラリーマン家庭です。
何千万、何億という資産があるわけでもなく、今回の生前贈与もおそらく数百万です。
でも、何て言うか、ほんと感謝のひと言ですね。
ありがたく、自分の未来に向けた資金として使わせてもらいます。