2014年、ちょうどNISAのスタートと共にインデックス積立投資を始めたワタクシ、モッティ。
以後、海外ETFや内外個別株と徐々に投資対象が広がって参りました。
気づけば現ポートフォリオのインデックス率は低下し、個別株・アクティブ投信比率がかなり高まっています。
この辺りで一旦このバランスを考察、一呼吸おいてみようと思います。
インデックス投資とアクティブ投資の比率を考える。
これが最新の保有銘柄内訳です。
全体の45.4%が個別株=つまり集中投資。残り54.6%が投信・ETF=分散投資。
そして全体の16.6%に相当する部分がアクティブ投信(ひふみ投信とジェイリバイブ)となり、個別株とアクティブ投信を含めた「非インデックス率」は62%に達しています。
特に「インデックス投資家」を名乗っている訳でもなく、未だに基本運用方針なるものを持たないことから、非インデックス率が60%を超えた所で誰に咎められる訳でもありません。
しかし、リターンの最大化、と同時に投資活動の重要なファクターである「精神の安定」という側面においてはもう少しインデックス比率を上げたい、とも感じています。
個別株投資の刺激を再認識
ここ数ヶ月の調整相場は2014年に投資を初めた若輩者にとってはそこそこ大きなもので、特に個別株の値動き、ボラリティはより顕著になっています。
例えば、200ドルで買ったエヌビディア(NVDA)は一時280ドルの値を付けるも、現在大幅に下落しています。
+40%の含み益状態から-20%の含み損、元本割れ状態に。
こういう、大きな調整局面を迎えた時の反応は人によって大きく3パターンに分かれるといいます。
- 思考停止に陥って何もしない
- パニって狼狽売り
- どんどん買い増したくなる症候群
私モッティの場合、このどれに該当するかというと③の「どんどん買い増したくなる症候群」であります。
決算が期待値より低かったというだけで、まだまだ成長余力があり、長期的に見れば魅力的なバーゲンセールに映る。
言ってみればどの銘柄個別株も投信・ETFも「長期的には右肩上がりだ」というストーリーを信じたからこそ投資している訳で、こういう大きめの調整局面は絶好の買い時に感じ、どんどん資金を投入したくなるのです。
もちろん、それはそれで理にかなった行動かもしれませんが、しかし、余力にも限度があります。
ここで大きく買いに向かってもまた大きく下落、さらなるバーゲンに突入するかもしれない、という「欲」も出てきます。
要は「タイミング」を図ろうとする意図が働いてくる訳です。しかし、タイミングを適切に見極め大底で買い付けることなどほぼ不可能なはずで、それを行おうとするなど能力の過信もいいところ。
なによりこの一連の「ヤキモキ」はとても疲弊します。一日の思考のほとんどをこのヤキモキに費やすこともある程で、「なるほどこれが個別株投資か」と再認識させられています。
長期投資に適すのはやっぱりインデックス投資。
結論から申しますと、現保有個別株式(特に米国株式)を売却するつもりはありません。
- Amazon(AMZN)
- テスラ(TSLA)
- エヌビディア(NVDA)
- IBM(IBM)
米国個別株ではこれらを保有しこの4つでリスク資産の4分の1(615万円)を占めていますが、いずれも今後の成長余力があると考えた故の投資です。
しかし前述の通り、インデックスと比べて当然ボラリティは高く、値動きは派手です。S&P500の3倍レバレッジETF(SPXL)なんかより全然派手です。
だからこそ刺激的で楽しい訳ですが、とはいえ、長期投資の重要なファクターである「精神の安定」を揺さぶるのは、例外なく個別株だったりします。
そういった意味でインデックス投資の優位性を改めて認識したところでもありますし、もう少しインデックス比率を高めておきたい。と感じるのです。
と、言うわけで新規の入金は出来るだけインデックスファンドないしETFに投じ、全体的な比率をゆっくりリバランスしていきたいですが・・・
果たして「どんどん買い増したく症候群」に打ち勝つことが出来るでしょうか。