ようやく後は送るだけの状態に出来ました。やれやれ。
いまいち全容がつかめていなかっただけに、随分時間がかかってしまいました。
今年、(つまり去年の収入分の)確定申告を初めて実施します。
終わって見れば大した事は無いのですが、一応要点を整理。
人生初確定申告、サラリーマンブロガーは雑所得
少し前の記事で「来年は青色申告を目指す」ことを報告しました。
この通り、来年2017年に行う確定申告(つまり2016年の収入分)は個人事業主として青色申告を目指そうと各種申請をしたのですが、
2015年の収入分に対しては雑所得として申告します。
サラリーマンの副収入は、その内容によっていくつか種類があるんですが、ブログ収入は「雑所得」。
個人事業主が申告する「事業所得」とは違って、本業(サラリーマン給与)との損益通算が出来なかったり、控除(割引のようなもの)が無かったり。
節税の優位性は劣りますが、何より雑所得申告はシンプルで簡単。
来年に向けて青色申告の必須要件である複式帳簿の仕方を理解しようとしていますが、会計・簿記知識ゼロの身としてはか・な・り、難解。
比べると「雑所得ってかんた〜ん!!」って本当に思います。
それくらい雑所得申告は想像よりシンプルでした。
収入の集計
まずはブログ収入を全て集計します。
1月〜12月の期間中に入金された、手にした金額を集計。
- Google AdSense
- A8net
- amazon
- 楽天
- バリューコマース・・・
その他もろもろの収益をまとめます。
そしてその証明。メールで届く支払い証明や、銀行に入金された記録・通帳を確保すればOK。
経費の集計
そしてブログ運営に関わる経費を集計します。
- サーバー代
- ドメイン代
- 通信費
- プロバイダ代
- 有料サービス代・・・
僕の場合だと、WPXサーバー代、ムームードメイン、WPTouch PRO代等々でしょうか。
他にも、セミナーに参加した際の費用、交通費。
ブログ運営のために誰かと食事をしたならばその費用、書籍代等も経費OK。
税務署の言葉を借りると「その収入を得るために使ったお金全部」が経費になるそうです。
そして自宅作業の場合は
- 家賃
- 光熱費
の一部。
が経費として認められている様。
家賃、光熱費(携帯代等も)は私生活使用も含まれているのでブログ運営に使った分と私生活に使った分を分けなければいけません。
これを家事按分と言います。
→フリーランス必見!家事按分を活用して生活費を経費にするための5つのポイント
10%〜30%前後が妥当でしょうか。
その割合の出し方は人それぞれ。要は明確に説明できる根拠を持っていなければいけません。ということですね。
そしてモッティ的に悩ましいのが例えば、私的な買い物や娯楽費等の支出。
例えば今までに以下の様な記事たちがあります↓
明らかにプライベートな支出ですが、ところがこれを記事にしてブログにUPしたことでアクセスが発生し収益に繋がる。
そうなると、この支出の一部も経費になるのかと言う事。
この件を税務署に相談したところ、「その収入を得るために使ったお金全部」という原則に照らし合わせると経費計上は可能。とのこと。
但し、その何%を計上するのか。はよく考える必要がある。だそうです。
難しいですね。
考えたのは1年間の総PV数にたいし、これらの記事が何PV稼いでいるのかという割合をそのまま適用する方法。
今のところその方法でいってみようと思います。
経費集計の為にMFクラウド確定申告
で、この経費集計ですが手計算よりも各種ソフトを使った方が圧倒的にラクです。
僕はMFクラウド確定申告。
マネーフォワードと連携するのでそのまま各支払いを取り込めます。
MFクラウド確定申告上で、毎月末に経費となりそうなものをとりあえず仕分け登録。
サーバー代も家賃も光熱費も娯楽費も買い物代も、ブログ運営で使ったものはじゃんじゃん登録。
で、年明けいざ集計の段になってから先ほどの「家事按分」を各支出ごとに設定をすれば一括で算出をしてくれます。
ちなみに仕分け登録をまとめて1年分やろうとするとさすがに大変なので、毎月末にやった方がいいです。これ絶対。(※経験談)
MFクラウド確定申告はもともと個人事業主が簡単に青色申告を行う為のサービスとして設計されていますが、
サラリーマンが雑所得申告の為に経費を取りまとめるためだけに使っても全然使えます。
マネーフォワードよろしく、各入出金が自動で取り込まれるのでその中から経費になるものをピックアップしていけば経費と収入をあとで簡単に集計できます。
それを元に国税局の確定申告サイトで入力、プリントアウト、郵送すれば確定申告が完了。という手はずです。
この確定申告サイトの入力はとよぴ〜さんのサイトで詳しく説明されています。
【ブログ更新】アフィリエイト収益があるブロガーが必ず通る道!所得税の確定申告書作成コーナーの書き方 - ほったらかし投資のまにまに https://t.co/0U3qM1M894 pic.twitter.com/BTZIbNyIos
— とよぴ~ (@toyop129) 2016, 2月 7
やってみると意外と簡単に終了します。
e-Tax導入は来年以降が得策!?
余談ですが、税務署に確定申告を相談しに行ったところ気になる話を聞きました。
現在オンライン上で確定申告を完了できるe-Taxというサービスがありますが、このサービスが近い将来リニューアルを予定しているとのこと。
いち地方税務署員の話なんでどこまでが本当なのかはわかりません。
が、現状よりもっとシンプルに電子申告できる方向にサービスをリニューアルする予定でいるようなのです。
現段階でe-Taxを利用するには電子証明書の取得やカードリーダーの購入など、ハード環境を整える必要があります。
僕も当初e-Tax申告を予定していたのですが、環境を整えてもすぐに制度が変わってしまっては元も子もないので今年は見送りました。
やってみてわかりましたが、確定申告サイト入力→プリント→郵送でも充分シンプルですしね。
今後実際にe-Taxがリニューアルされればまた検討する予定です。