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マイ資産配分が債券比20%でハイリスクな理由。無リスク資産も含めた考え。

更新日:

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先日コメント欄より以下の様な質問がありました。

アセットアロケーションを見せて貰ったのですが、ずいぶん株式が多いという印象です。
REITもそれなりの比率で入っていますし、一番の安全資産である日本国債は6.7%とかなり少ないと感じました。

このようなハイリスクなアセットアロケーションにしているのは、どのような理由からですか?

うむ。確かに。我ながらかなりハイリスクなアセットアロケーションを自負しています。

そういえば自分の安全資産、いわゆる無リスク資産について書いた事が無かったな〜と思い立ち、

質問への回答になるかわかりませんがこの辺りをまとめてみたいと思います。

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アセットアロケーションは無リスク資産も考慮して

山崎元氏の著書の中でもよく言われていることですが資産運用においてはまず自分の全資産を、

  • リスクにさらしても良いと考える資産(リスク資産)
  • リスクにさらしたくない資産(無リスク資産)

の2つに分ける事が推奨されます。

 

無リスク資産はその名の通りリスクのない(元本が保証される)普通預金・定期預金・MRF・個人向け国債等で運用し、

リスク資産については自分が好むアセットアロケーションを決めてそれに沿って運用するのが一応のセオリーと言われています。

つまり当ブログでも度々お伝えしている僕の資産配分・アセットアロケーションというのはリスク資産と無リスク資産に分けた内のリスク資産のみの配分の事を指す訳であります。

 

で、そのリスク資産の配分も無リスク資産をどれくらい用意してあるかによってまた全然見方・考え方が変わってくる訳です。

ですので、リスク資産の資産配分をお伝えする際には合わせて無リスク資産の状況もお伝えしていかないと・・・・

参考にするにもいまいちわからないんじゃ!?

と今さらながら反省。

 

という訳で今回は僕自身の無リスク・リスク資産のことを色々と説明していきます。

現在の総資産状況

では早速僕の全財産、総資産状況をご覧下さい↓

スクリーンショット 2014-12-24 15.13.40

現時点での最新値です。

全財産388万円!!

個人的には、「31歳独身男子としてどうなのマジで・・」って言いたくなる金額です。

しかも生前贈与分も含めてこれ。。反省。これから増やします。

 

さておき。

ご覧のように無リスク資産56%、リスク資産44%という比率です。

 

現時点では、31歳独身としては充分な無リスク資産があると考えています。

そしてまさしくこれがリスク資産部分で多めにリスクを取ってもいい理由・根拠であると思うのです。

 

リスク資産44%の内訳が以下になります↓

スクリーンショット 2014-12-24 15.19.33

はい、ここで初めて資産配分・アセットアロケーションが登場する訳ですね。

 

※ちなみに最近リバランスしたばかりなので、ほぼ限りなくこの目標比率の通りの実績になっているはずです。

参考初めてのリバランスを兼ねて今年のNISA非課税枠を使い切りました。

 

無リスク資産が56%ありながら更にリスク資産部分でも比較的低リスクな債券クラス(完全な無リスク資産では無いと考えているのでリスク資産に分類)を多めに保有することは、ちょっと守りに入り過ぎな気がするんです 笑

 

極端な事を言えば、リスク資産では一切債券クラスを保有せず100%株式&REITで構成しても良いと思っています(現に山崎氏はリスク資産株式100%を推奨)。がしかし、債券クラスも少しは入れた方が相関の関係でアセットアロケーション自体の効率が良くなるという理屈で取り入れています。

(※この点で言うと国内債券クラスが最も望ましいとされる。)

生活防衛資金

もう一つ資産運用のセオリーとして言われることに生活防衛資金があります。

これは万が一収入が途絶えたとしても数ヶ月〜2年は生活していけるだけの資金の事をいいます。

 

当然人それぞれ生活にかかるお金は違う上、その何ヶ月分を生活防衛資金として設定するかも考え方次第です。

 

例えば僕の場合は生活費の6ヶ月分を生活防衛資金として設定しています。

毎月20万円もあれば充分に普段通りの生活(積立投資も)出来、生活に支障をきたすことはありませんので20万円×60ヶ月=120万円程。

 

で、本来はこの生活防衛資金、無リスク資産には含まないとされていますが、僕は含んで良いのではと考えています。

 

年齢にもよりますが、例えば20代30代の人間にはまだまだ稼ぐ力(人的資本)が存分にあります。もちろん50代60代だと話は違ってきますが、まだまだ働き盛りの若年世代においては無リスク資産自体の設定も少なくて良いはず。

そう考えると生活防衛資金=無リスク資産とまでは言えなくとも、ある程度生活防衛資金が無リスク資産を「兼任」しても良いのではないかと考えています。

僕自身は、、、かなり兼任派 笑

 

追記:生活防衛資金について改めて考え直した結果、現在は生活費の1年半分を理想としています。
参考「投資戦略の発想法(2010)」を読みながら生活防衛資金について考えてみる。

自分の理想無リスク資産比率は?

さて、ここまでの事を考慮して一体自分自身どれくらいの無リスク資産比率が適当なんだろうかと考えてみます。

 

というか実際の所。

僕自身つい最近まで総資産が極めて少なく、まとまった資金など無かった為に毎月の積立投資を行いながら無リスク資産&生活防衛資金分も並行して貯める戦法を実施していました。

生活防衛資金や無リスク資産を確保してからリスク資産への投資を始める手もあったかもしれませんが、それは機械損失だ。と思っていたんで、まずは投資を優先に、並行して無リスク資産も築いていく。全体的に少しずつ積立てていく計画でいました。

 

が、ここに来て例の生前贈与のお陰でこの計画が一気に進捗しつつあります。父上さまさま・・

無リスク資産比&額

再びの登場↓

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無リスク資産&生活防衛資金として200万円を目標に毎月の家計支出をコントロールしていましたが、今回一気に200万円に到達。

金額としてはひとまずこれで充分と考えます。

 

ただ、比率。

上記グラフにもあるように現在のところ無リスク資産比率は56%。ちょっと高すぎます。

せめて40%か、もしくはこの比率を年齢と同じくらいにしても良いのではないだろうか。つまり31%ほどに。

 

しかし、現在の総資産残高で31%まで無リスク資産比率を落とすとその金額は約120万程になってしまいます。

それでは元も子もないので、しばらく比率は無視して無リスク資産残高200万円を維持しながらリスク資産に投資していければ良いかと思います。

債券比率は??

で、ここまで考えてふと思いました。よく「債券比率は自分の年齢と同じ%で!」って言われますよね。僕も積立初期にかなりアテにしていた考え方でした。

でも、無リスク資産があるならこっちの比率を変化させていってもいいよね??

 

例えば1年前の僕みたいに資産がほとんど無い状態から積立をするならば債券比率は気にするべきかもしれない。でも徐々に無リスク資産を確保出来るようになってきたら、債券比率よりも無リスク資産比率を上げていけばいいよね??え?違う???

 

30代で無リスク資産比30%、40代で40%。

人によっては年齢プラス10%にしてみたり−10%してみたり。

債券比率は動かさずに無リスク資産比率を上げていく。

 

そうすれば、資産全体のリスク低減は概ね達成されるように思うのだが・・・

 

どうなんだ!?

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