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ファンドあれこれ

母ちゃんが証券会社からオススメされた投資信託3つ。

更新日:

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妹の資産形成に続いて、母の資産運用の巻。

 

先日、1年ぶりに家族集合した際に僕自身や家族のお金の話をあれこれと話す機会がありました。

その席で、母の資産運用トークが出ましたのでご紹介。

 

数年前に他界した祖父(つまり母の父)が保有していた株式を引き継ぐ形で証券会社とのお付き合いが始まったらしく、ご多分に漏れず頻繁にセールスの電話が掛かってくるとのこと。

「色々おすすめされるんだけど、いいか悪いかわからなくて。。」

という事で、一体どんな商品を勧められたのか資産運用1年生のわたくしがチェックしてみようと思います。

営業さんが勧めるものは相手が売りたいもの

僕自身、資産形成を始めるにあたって何冊か本を読みましたがいずれの本にも以下の様な記述がありました。

「金融機関の窓口で投資信託を買わないこと」

 

これは、「金融機関の窓口でその道のプロである営業さんから勧められる商品は、往々にして彼らが売りたい=儲かる商品であって、買う側にとって利益がある商品ではない場合が多い。」という意味。

こういう原則を知識として知ってはいるものの、実際自分が身を持って体験したことは今までありません。

 

現在僕が保有するファンドは全て自分自身の選定基準でチョイスし、ネットからダイレクトに購入しているもの。

ま、住んでいる所が田舎なもんで金融機関の営業を受ける機会が無いのも影響してますが・・

 

そういう意味(半分やじうま根性)で今回実際母が金融機関からどういう商品をおすすめされたのか実に興味深く思ってしまいました。

ホントに買う側に利益が無い商品をすすめてくるのか。

最近勧められたという3つのファンドを興味本位で見てみましょう。

Funds-i JPX日経400

pic_main_indexfund02

お、インデックスファンドじゃないですか。

購入時手数料 0%

信託報酬  0.42%

です。

 

てっきり高コストな分配型でもおすすめするのかと思ったのでちょっと意外ですね。

ただ、JPX日経インデックス400自体が新しく設定されたインデックスなだけに、当然このファンドも今年2014年3月7日に新規設定されたファンドです。

それ故に2014年9月現在の総資産額は約9億5千万円程しかありません。最低でも総資産額30億がひとつの基準(セゾン投信社長中野氏の著書より)とされるだけに心もとない金額ではあります。

そしてFunds-iインデックスファンドシリーズはつい先日も「吊られた男の投資ブログ」さんで記事になっていましたが、SMT、emaxis、ニッセイ等のインデックスファンドシリーズと比較してかなり人気がない(総資産額が少ない)部類になります。 i-mizuho程ではないですが・・・

参考:インデックスファンドシリーズの各ファンドの純資産総額(吊られた男の投資ブログ)

 

無理やりまとめると、、

  • 新規設定したてで総資産が少ない
  • まだその優劣がはっきりしない新指標JPX日経400に連動
  • 人気がないFunds-i

このようなファンドをおすすめしてくるのはやはりセールスとして乱暴な気がします。。

日本株に投資にする低コストインデックスファンドを勧めるのであれば、資産規模も充分なSMT TOPIXインデックス・オープンとかeMAXIS 日経225インデックスとかを勧めればいいものを。。

なぜにFunds-i。。しかもJPX400。。 わかりません。

ダイワJ-REITオープン(毎月分配型)

スクリーンショット 2014-09-19 16.22.11

来ました分配型。

購入時手数料1.62%

信託報酬0.78%

です。

総資産額は1330億!!すっげーー!

信託期間は無期限です。

SMTとemaxisインデックスシリーズが最近総資産額1000億を突破したばかりですが、ファンド単体で1330億。すごいですね全く。

 

ここ1年のトータルリターンは+29.76%

5年では+14.70%だそうです。

 

ちなみにSMT J-REITインデックスオープンは、

1年 31.2%

5年 15.46%

SMTに負けてます。。

 

分配金実績は↓

スクリーンショット 2014-09-19 16.34.18

毎月コンスタントに60円出してるみたいです。

 

んーー結局トータルで得するの?損するの??

分配型投信の何が問題って分配金の実績に誤魔化されて結局そのファンドを保有したことで利益が出たのか損失が出たのかがわからないのが問題っす。

このあたりを是正するために「トータルリターン通知」が今年の暮、2014年12月から義務化されるんだろうけど。。

参考:毎月分配型投信の誤解解消? 投信のトータルリターン通知サービスの提供が始まる(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)

 

というか毎月分配型云々はさておき、このファンドは当然100%J-REITに投資するファンドであるわけで、例えばうちの母の様に資産配分という考え方が欠落している顧客がこれ1本で老後の資産運用をするかもしれない事態を営業さんはどう考えているんだろうか。

 

REITであるから当然値動きは激しい。すなわちリスク=標準偏差が高い。

スクリーンショット 2014-09-19 16.50.27

モーニングスターで調べると上記の結果です。

もちろん他の資産クラスと組み合わせて保有するなら別として、REIT100%の資産配分で運用だなんて正直リスク取りすぎだと思うわけで。。

 

そりゃ今は相場が好調だからJ-REIT自体もかなりのリターンを稼いでいるのは事実。

けれど実際過去にはこんなにマイナスしたことも。。↓

スクリーンショット 2014-09-19 16.47.32

1年間で−53.64%。。。恐ろしい。

 

J-REITはいいけども、勧め方としては

「値動きが激しいですから資産の1割、多くても2割程に留めることをおすすめします・・」くらいは言って欲しいもんです。。

売れりゃいいってもんじゃないだからさ。

日興ブラック・ロックハイクオリティアロケーションファンド

スクリーンショット 2014-09-19 17.04.37

購入時手数料 3.24%

信託報酬  2.03%

コスト!!!

 

ちなみに購入時手数料は申込金額10億円以上で0.54%になるそうです。どんだけ〜

2014年6月27日設定の新ファンドなのに、9月時点での総資産額はなんとすでに1022億円あります!

直近の運用レポートによると、、

資産構成比率は

  • 株式  56.4%
  • 債券  20.4%
  • 現金等 23.2%

 

構成地域は

  • 北米  38.8%
  • 欧州  16.5%
  • アジア 16.4%
  • 中南米  4.4%
  • アフリカ・中東 0.6%

 

運用方針は、

主として、「ブラックロック・グローバル・ファンズ-グローバル・アロケーション・ファンド(クラスX)」を通じて、世界各国の株式や債券など、様々な資産への分散投資により収益の獲得を目指す。様々な資産、国・地域、セクターなどから投資魅力度が高いと判断する資産や個別証券を発掘する。投資環境に応じて投資比率を機動的に変更する。

だそうです。

 

って「何だかよくわからないけどすごそう」って安心するのは相手の思うツボです。

むしろそう思わせようと仕掛けてる。と思いましょうね、母さん。

 

ちなみにこのファンドの信託期間は2024年6月まで。つまり10年きっかりの運用です。

 

前述の通り、すでに1022億円もの資産はあるものの、設定後3ヶ月なので実際どれくらいのリターンを上げてくれるのかがいまいちわかりません。

しかもきっかり10年たったら解散です。

 

母も60歳ですからね、保有期間としては10年そこらかもしれませんが・・・にしてもねぇ。。10年間だけやります!!って宣言されてもねぇ。。

ファンドが解散する2024年にちょうど大恐慌が来たら・・・。

 

実績もなく、超高コストで、信託期間が10年ぽっきりのファンドをオススメしてくるだなんて。。つくづく乱暴です。

買うなら自分で選んで欲しい。

ちなみに、

なぜ買いたいのか?どういうお金を投資信託に回そうと考えているのか?と母に尋ねると、

 

「当面使う予定の無いお金を投資したい。超低金利な定期預金なんかで置いておくのはバカらしいから投資信託でちょこっと増やせればいいかなぁ」

という、答えが返ってきました。

うむ。それは結構。良いと思います。

 

でも。

「ならばちゃんと調べるなり勉強するなりして自分自身でファンドを選ぶ基準、力を身につけてからやって欲しい」と息子的には思います。

人にオススメされたから買うのではなく、自分であれこれと考え、選定して購入して欲しい。

 

今回金融機関から勧められた上記3ファンドを見ても、やはり営業サイドの都合が透けて見える様な気がしますね。

勧められたままに購入すれば金融機関の上客にはなれそうですが、資産運用の目的からは離れて行くように思います。

母ちゃんには是非しっかりと自分の目を持ってファンド選びに励んで欲しいもんです。

 

さいごに:

この3つのファンドをオススメした担当者さんに是非お聞きしたい。

「これ、あなたのお母さんにも勧めますか?」

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