31万円が67万円になっただけですけどね・・・
2016年2月にサテライト投資として初の米国個別株投資を行いました。銘柄は、
- モービルアイ(MBLY)
米ナスダックに上場していた、イスラエルに本拠をおく自動運転車に搭載される単眼カメラなんかの技術を持っている企業。
ワタクシ大変車が好きでして、近い将来に実現されるであろう「完全自動運転車」の開発にはかなり興味津々なんです。世界を変えるイノベーティブな出来事になると考えています。
そこに関連する銘柄へ実験的に個別投資してみようと言うことで、約1年半前に投資をしたのでした。
その利益確定を先日行いましたので報告を。
モービルアイ株の利益確定
買値は1ドル118円の頃に、株価約27ドルで98株。日本円にして約31万円の投資でした。
周知の通り、モービルアイは米半導体大手「Intel」に買収されました。その発表を受けて株価は一気に上昇。
本来ならば短くても5年、長ければ10年15年と保有して大きくキャピタルゲインを得る皮算用だったので、わずか1年半ほどでの売却となったことは不本意でしたが、買収が完了して上場廃止銘柄となったのでやむを得ず売却手続きを行いました。
買値が日本円で約31万円、売値が約67万円。差し引きで36万円の売却益。
税引き後約29万円の最終利益。
本業の年間ボーナスに相当する額を得ることができました。もともとサテライト投資は「自分ボーナスづくり」くらいを想定しています。
中小企業勤務だと年間ボーナスは給与の1ヶ月分程しか期待できません。それならばIPO投資なり個別株なりで自分でボーナスを作ったほうが遥かに効率が良いと考えます。実際、初の米国個別株投資の利益もちょうどそれくらいの額に落ち着きました。結果上々です。
インデックス投資では味わえない楽しさ
今回は完全なまぐれ、ただのラッキーパンチですがしかし自分が「好きなコトやモノ」に投資をする楽しさってインデックス投資では味わえない醍醐味です。
僕の場合は
車が好き
↓
未来の車がどうなるか気になる
↓
自動運転車やべぇ!世界変わる!
↓
その実現に一役買いそうな企業を買う
という流れで銘柄を選んで、今回のモービルアイ株を売却した資金でまた新たな銘柄へと再投資を行いました。
現在はテスラ・モーターズ(TSLA)と新たにエヌビディア(NVDA)株を購入。両社共に自動運転車の普及に一役も二役も買いそうな企業です。
元々新しいものに敏感な性質を家系的(?)に持っていて、アメリカで初代iphoneが発表された時なんかは携帯電話の未来をまざまざと見せられたような興奮を憶えたものです。
約10年前、米国株に投資する環境も今ほど整っていなかったのかもしれませんが、当時24歳の私モッティには残念ながら「株を買う」という概念が無く、世界を変えるプロダクトの登場という感慨にただ浸っていただけでした。
それから10年。今では米国株投資の環境は格段に整備され、自分自身も「新しいもの」や「世界を変える技術」にただ興奮したり、その商品自体を買うことだけではなく、それを創出する企業の株を買うという手段を手に入れました。これは本当にワクワクすること。
当然、いずれは売却益を手にしたい。という思惑もあります。
しかし外から眺めているだけでは「無力ないち消費者」ですが、株を買うことでその技術や商品を開発する企業を応援しているような、参画しているような楽しさがあります。いち個人の微々たる投資額からすればそれも完全な勘違いですが、しかし全く楽しい勘違いです。
ここが多くの銘柄に幅広く分散投資するインデックス投資とは違うところ。「投資をする楽しさ」が格段に違います。
もちろん、その楽しさには楽しさなりのリスクが付きまとうのであまり大きな金額は投資できませんし、インデックス投資も並行して継続しています。あくまでスパイス。趣味みたいなものでしょうか。
自動運転車の登場が楽しみです。