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ファンドあれこれ

バランス型ファンドを自作で再現した場合の信託報酬を比較!

更新日:

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自称バランスファンドマニア(?)のモッティです。

かつてはSMT、eMAXISインデックスシリーズが低コストインデックスファンドの代表格でしたが、現在は

  • ニッセイインデックスシリーズ
  • EXE-i
  • たわらノーロード
  • iFreeシリーズ
  • 三井住友DCシリーズ
  • eMAXIS slim

などなど、更に低コストなインデックスファンドシリーズ(EXE-iは厳密には違うが・・)が登場しています。

その低コストファンドを用いて既存のバランス型ファンドを自作で再現するとコストは一体なんぼになるんだ?

というのが今回の試みであります。

セゾンバンガードやSMT、eMAXIS、SBI等のバランス型ファンドの資産配分(アセットアロケーション)を各資産クラス最安コストのファンドで組み合わせて再現。

同じ資産配分でどれだけの低コストを再現できるかやってみたいと思います。

バランス型ファンドの意義は薄れるが・・

まずは、

  • 先進国株式
  • 日本株式
  • 新興国株式
  • 先進国債券
  • 日本債券
  • 新興国債券
  • 先進国REIT
  • 日本REIT

の代表的な8資産クラスにおいて最安コストのインデックスファンドをピックアップ。

ファンド抽出に於いては毎度お馴染み、kenzさんが運営する「インデックス投資日記@川崎」の以下記事を参考にします。

低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2017年2月更新)

EXE-iシリーズ全5ファンドの第3期の実質コスト(2016年7月更新)

上記リンク先より各資産クラス最安コストファンドを以下のように抽出しました↓

 ファンド名信託報酬(税込)
先進国株式<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド0.22%
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス0.22%
日本株式<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド0.19%
eMAXIS Slim 国内株式インデックス0.19%
新興国株式EXE-i 新興国株式ファンド0.25%
先進国債券<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド0.18%
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス0.18%
日本債券eMAXIS Slim 国内債券インデックス0.15%
iFree 日本債券インデックス0.15%
新興国債券iFree 新興国債券インデックス0.24%
先進国REIT<購入・換金手数料なし>ニッセイグローバルリートインデックスファンド0.29%
日本REIT<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド0.27%

注意点として実質コストではなく信託報酬(税込)で抽出しています。※新規設定ファンドが多く実質コストがまだ判明していない為。

EXE-iシリーズは厳密にはインデックスファンドとは言えないですが、ほぼインデックスファンドと同等の機能を持っているということで採用しています。ご覧のようにニッセイの<購入・換金手数料なし>シリーズ、そしてeMAXIS slimがほとんどの資産クラスの最安ファンドとなっています。

これらのファンドを使って既存のバランス型ファンドと同じ資産配分を設定した場合のコストを見て行きたいと思います。

ちなみにリスク・リターンについては以下の数値を用いています。

スクリーンショット 2017-03-29 16.34.06

そしてこれらの数値を元に絶賛(?)配布中のマイアセットアロケーションツールを使って計算しております。

このリスク・リターンデータは自由に設定出来るようになってますので興味のある方は是非ダウンロードの上、使って見て下さい↓

 

ではではいってみましょう!

※以下全て税抜き表示

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドを再現

スクリーンショット 2017-04-05 18.52.34

資産形成を始めるにあたって始めて目にしたファンドがこのセゾンバンガードグローバルバランスでした。株式:債券比率50:50のオーソドックスな配分。新規設定が2007年なので既に10年の運用実績があるバランス型ファンドの古豪。とでも言いますか。

純資産額は約1300億円に迫り、なかなかの規模を誇っています。

  • 信託報酬 0.68%
  • 自作だと 0.18%

かつては0.68%の信託報酬でも「低コスト」を謳えたんでしょうが、現代ではかなり見劣りするコスト水準である感は否めません。自作コストが0.18%ですから0.5%もの差があります。

この差は大きいですね。信託報酬は年率表記なので1年間で0.5%、10年で5%、30年で15%余分なコストが掛かることになります。

世界経済インデックスファンドを再現

スクリーンショット 2017-04-03 9.29.38

SMTインデックスシリーズと同じマザーファンドで構成されるバランス型ファンドシリーズ。

株式:債券比率を50:50としながら、世界のGDP比率を参考に資産配分を決定。その名の通り「世界の経済」に則した資産配分が売りとなっています。

しかしこちらもセゾンバンガードグローバルバランス同様、昨今の「インデックスファンドのコスト競争」による信託報酬の低下には追従せずに旧時代のコストを維持。

  • 信託報酬 0.50%
  • 自作だと 0.20%

自作の場合に比べ0.3%もの差が付きました。SMTインデックスシリーズ自体が低コスト競争に加わらず静観の構えなだけに、世界経済インデックスファンドシリーズも同様のコスト水準ですね。

世界経済インデックスファンド(株式シフト)を再現

スクリーンショット 2017-04-03 9.31.27

世界経済インデックスファンドの株式シフトバージョン。株式:債券比率が75:25と、株式偏重型のバランスファンドになっています

  • 信託報酬 0.55%
  • 自作だと 0.20%

その差0.35%。株式偏重分なのか、通常の世界経済インデックスファンドよりも差が開きました。

世界経済インデックスファンド(債券シフト)を再現

スクリーンショット 2017-04-05 16.47.09

同様に債券偏重型バージョン。

  • 信託報酬 0.45%
  • 自作だと 0.19%

差は0.26%と、世界経済インデックスファンド3兄弟の中ではもっともオリジナルと自作の差が小さくなりました。やはり株式クラスファンドの信託報酬差が大きいか。

SBI資産設計オープン(スゴ6)を再現

スクリーンショット 2017-04-05 16.48.51

バランス型ファンド界ではマイナーですが、SBIの個人型確定拠出年金にラインナップされているファンドです。確定拠出年金口座内での積立を検討したこともありました。

先進国と日本の株式:債券:REITまで組み入れた6資産分散ファンド。比率が均等なのが潔くて良いです。セゾンバンガードの時価総額比率、世界経済インデックスのGDP比率と資産配分比率の考え方には色々ありますが、そうした意図を一切排した配分というのも分散投資の思想からすると意外と理にかなっています。

  • 信託報酬 0.68%
  • 自作だと 0.23%

セゾンバンガードと同じ信託報酬ですが、債券比率40%でREITまで組み入れていることを考慮するとむしろ割安かもしれません。前述のようにSBIの個人型確定拠出年金(iDeCo)プランにあるのでその中で利用する手もありますが、自作版とのコスト差は0.45%。

iFree 8資産バランスを再現

スクリーンショット 2017-04-05 17.03.21

前項のSBI資産設計オープンに引き続き均等配分型バランスファンド。新興国株式、新興国債券まで組み入れた8資産均等配分ファンドです。

この8資産均等型には長らく「eMAXISバランス(8資産均等型)信託報酬0.50%」がありましたが、iFreeが半分の信託報酬で対抗馬を出してきました。純資産額は気になりますがコスト的にeMAXISを選ぶ理由はなくなりました。

  • 信託報酬 0.23%
  • 自作だと 0.26%

なんと自作版をオリジナルの信託報酬が下回りました。自分で同資産配分を構成するより低コストとなればバランス型ファンドを選ぶ理由は格段に高まります。恐らく全てのバランス型ファンドは自作版にコスト負けすると考えていただけに嬉しい誤算です。

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)を再現

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低コストインデックスファンドの雄、ニッセイ<購入・換金手数料なし>シリーズ謹製のバランスファンドです。シンプルに伝統4資産分散配分。

  • 信託報酬 0.34%
  • 自作だと 0.17%

ただ自作版とのコスト差は0.17%。ニッセイだけにもう少し頑張ってほしかった。

三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)を再現

スクリーンショット 2017-04-05 18.58.35

当初DC専用だったDC年金バランスシリーズ。現在は一般口座でも購入可能となっています。

こちらは株式:債券比率が30:70の債券重点型。

  • 信託報酬 0.22%
  • 自作だと 0.15%

その差0.07%でかなり肉薄したコスト差です。

三井住友・DC年金バランス50(標準型)を再現

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株式:債券比率、50:50で、シリーズの「標準型」ファンド。が、地域配分で見ると先進国25:日本70という日本偏重型でもあります。前項の債券重視型も日本資産に70%。

  • 信託報酬 0.23%
  • 自作だと 0.16%

かわらず0.07%のコスト差です。

の差0.07%でかなり肉薄したコスト差です。

三井住友・DC年金バランス70(株式重点型)を再現

スクリーンショット 2017-04-05 19.12.45

株式:債券、70:30の株式重点型。同じく日本比率が65%と、他2つ程では無いにしろ高いです。このシリーズは一貫して日本資産比率が高くて気になります。

  • 信託報酬 0.24%
  • 自作だと 0.17%

株式率70%でもオリジナルコストは0.24%ですから、世界経済インデックスファンド(株式シフト)と比べてみても割安なのかもしれません。ただ、自作版のほうが0.07%更に低いです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ご覧の通りiFree 8資産バランスが唯一自作版よりも低コストだった他は軒並み高コストでした。

当然といえば当然ですかね。

バランス型ファンドとぴったり同じでなくとも、大体の場合において自分で

個別のファンドを組み合わせて構成した方が低コストになる。という事ですね。

バランス型ファンドのほったらかしメリットを取るか、より低コストな運用を取るか。

0.1%0.2%の差なんて僅かに思えますが、数十年単位で見ると無視できない大きさになるのはみなさん承知の通りです。

言い換えればほったらかしメリットを取るか、将来のリターンを取るか。とも言えそうですね。

僕個人的には性格的にマニアックな部分があるので、間違いなく自分で組み合わせる方を選択していますが、、同時にバランス型ファンドのメリットも充分に感じます。

忘れたように投資をする。という事は長く続ける上ではとっても大事なポイント。

その点ではバランス型ファンドに分があるし、何より初心者にも優しい。

うーむ。悩ましい。。

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