保険 税関係

所得控除のひとつ「生命保険料控除」を活用して税金を取り戻す!

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前回は「税金の割引券」である「所得控除」について書きましたが、

この中で「検討に値する」とした生命保険料控除について整理したいと思います。

意外と知られていない所得控除のしくみや活用方法。現在の僕の収入から換算すると所得税率は5%に余裕で収まるので節税効果は薄いですが、それでも払わなくていい税金は払いたくない。

税金の割引券にすべく生命保険料控除を再考します。

 

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生命保険料控除は誰でも活用できる所得控除

生命保険料控除について

所得控除のひとつ、生命保険料控除について。

前回もお伝えした通り、税金の割引券=所得控除は現在の所、全14種存在します。

  1. 基礎控除
  2. 配偶者控除
  3. 配偶者特別控除
  4. 扶養控除
  5. 障害者控除
  6. 寡婦(寡夫)控除
  7. 勤労学生控除
  8. 雑損控除
  9. 医療費控除
  10. 社会保険料控除
  11. 小規模企業共済等掛金控除
  12. 生命保険料控除
  13. 地震保険料控除
  14. 寄附金控除

全14種全てを適用できるに越したことはないんですが、さすがにそれは現実的ではありません。各人の置かれた特殊な境遇・環境によって受けられる控除が大半です。しかし一部、本人の努力しだい、取り組み次第で簡単に受けれる控除枠があるのも事実です。

前回の記事ではその「簡単に受けれる控除」として以下3つを取り上げました。

  • 小規模企業共済等掛金控除
  • 生命保険料控除
  • 寄付金控除

個人型確定拠出年金(iDeCo)で使える小規模企業共済等掛金控除、最近ではふるさと納税でメジャーとなった寄付金控除、そして生命保険料控除です。

この生命保険料控除を「親」とすると、さらに

  • 一般生命保険料控除
  • 個人年金保険料控除
  • 介護医療保険料控除

という3つの「子」控除枠が内包されており、その3つの控除枠にそれぞれ最大で所得税40,000円+住民税28,000円の割引=控除額が付随する形式となっています。

全3つの「子」控除を限度額いっぱいまで適用した場合に、「親」控除枠である生命保険料控除で最大で所得税12万円+住民税7万円の割引を得ることが出来ます。所得税は単純に子控除の限度額4万円×3なのに対し、住民税は28,000円×3とはならずに70,000円に抑えられているのが注意点です。ちなみに「子」控除2種を限度額まで活用した場合は単純に×2になり、所得税80,000円+住民税56,000円になるようです。

一般生命保険料控除は活用済み◎

さて、前回の「じぶんの積立」加入によって

「子」控除枠である一般生命保険料控除は限度額を獲得し、年間で所得税40,000円分+住民税28,000円分の割引=控除を得ることに成功しました。

いつ解約しても元本保証。死亡給付金は積立金同等。満期10年の返れい金率は103%=年率0.3%。という、生命保険というより「死亡給付つき定期預金」ほどの機能しかない生命保険ですが、一般生命保険料控除用としては極めて優秀な商品です。

実際の節税額は所得税率5%で年4,800円ほどですが、何もしなければ国に取り上げられていた5,000円弱のお金をノーストレスで節約出来ると考えればやらない手はありません。もちろん年収が高く所得税率が高ければ高いほど節税額も高まります。

元本保証の定期預金で所得控除が受けられ、合わせると年0.7%ほどの利率と考えれば、運用としては上出来です。

次は個人年金保険料控除。

そして次なる一手は「個人年金保険料控除」枠の活用です。

実はつい最近まで「個人年金保険料」という文面からこの枠は個人型確定拠出年金(iDeCo)用の控除枠かと思っていました。全然違いますね。

個人型確定拠出年金(iDeCo)は→小規模企業共済等掛金控除

です。よって、個人年金保険料控除は未活用。活用の余地は大アリです。

実はこの点について、ブログ「成長株で億万長者」を運営するAKIさんから以前こんなリプライが。

明治安田生命「じぶんの積立」の加入を検討している段階で教えて頂いたのがJA共済の「ライフロード」という商品でした。

正式名称を「予定利率変動型年金共済」と言いますが、調べてみると中々使える商品でした。

「利率変動型」とは言え最低利率は0.75%を保証。途中解約さえしなければ元本割れすることは無し。しかも掛金は最低3,000円から1,000円単位。と言うことは、月7,000円に設定すれば年間掛金84,000円で、所得税控除上限40,000円を得るために必要な年間掛金80,000円に限りなく近付けるし、クレジットカード納付も可能。

という事で、次回はJA共済「ライフロード」について書きたいと思います。

残るは介護医療保険料控除の活用ですが・・・この枠はどうしても保険色が強くなってしまうので中々良い商品に巡り会えません。そもそも医療保険自体が必要だとは思わないし。誰かいい控除用に使える医療保険あったら教えてください。

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