保険

県民共済やめました。これで医療保険なしです。

更新日:

以前のエントリーにもちょろっと書きましたが、

ついに(?)県民共済を解約しちゃいました。

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解約理由

必要かどうか考える前に加入した

加入したのは昨年11月。

本来ならば保険の必要性を充分検討してた上で加入に至るもんだと思いますが、

「保険入った方がいいよなぁ30だし。。」とか

「いつ病気になるかわかんないしなぁ」とか

「とりあえず入っておけば安心だしなぁ」っていう

かなりアバウトな心理的動機で加入しちゃいました。

ついでにその頃はまだ保険とか年金とかお金の事に疎くて、国民健康保険のことや高額療養費制度の詳しい事ももちろん知らず。

県民共済のプラン

加入していたプランはこんな感じです。

スクリーンショット 2014-04-25 23.05.16

これで毎月掛金2000円、年間の割戻率は約30%なので、実質月1400円の負担。

年間だと16800円です。

コストパフォーマンス的にはなかなかだと思いましたが、でもそもそも元は取れるんでしょうかね。

元は取れない!?入院率にびっくり

年間16800円の保険料、10年で16万8千円。

仮に10年間のうちに16日入院することがあったら元が取れる計算になるけど果たしてどうなんでしょう。

気になる資料を発見しました。

 

厚生労働省の患者調査(平成24年度版)によると人口10万人あたりの各世代受療人数は以下の通り。

スクリーンショット 2014-05-09 14.07.36

これの30〜34男を見ると入院224人となってます。

人口10万に対して224人ですから入院確率0.22%です。

そして平均在院日数調査の資料によると15歳〜34歳の平均入院日数は12.1日だそうです。

入院する確率がわずか0.22%で、その平均日数は12.1日。どう思いますか?

このデータだけ見れば明らかに保険料の元は取れそうにありませんよね。。

0.22%て。。

 

しかも万が一入院して高額な医療費がかかっても高額療養費制度を使えば負担を減らすことができるし

充分預貯金で対応できるはず。

いざとなったら高額療養費制度がある!

そうなんです。僕のような国民健康保険のみ加入の凡人も使える制度があるんです。

以前の記事にも書きましたね。

 

80100円+(医療費-267000円)×1%

の計算式に当てはめて、仮に月に200万円の医療費が発生したとしても自己負担限度額は97430円です。

この制度がある限り事故負担額が数十万になることなんてまずあり得ないと思うんです。

先進医療を受ける確率も低い

先進医療150万まで保障。

なんて言われると「おっ」と思っちゃいますが先進医療を受ける機会も実はそんな高くないみたいです。

 

先進医療の約7割を「がん治療」が占めています。治療費が250万〜300万円程度と高額になるのは「重粒子線治療」「陽子線治療」「腫瘍脊椎骨全摘術」の3種類で、全てがん治療です。このような高額の先進医療が保険商品のパンフレットに示されることが多いので「先進医療=高額」のイメージがありますが、この3種類以外はほとんど50万円以下です。特にガン以外の先進医療は7割が10万円未満、99%が50万円未満だそうです。

内藤眞弓著「医療保険は入ってはいけない!(新板)」 より

 

こうなると先進医療の保障もあまり気にしなくていいんじゃないかと。。

やっぱり医療費は保険より貯蓄でまかなうのが合理的かと

保険はレバレッジ効果が高い分野に

少ない自己資金を元に、他人の力を使って大きな利益を得ること。これをレバレッジ効果と言うみたいですが、保険はこのレバレッジ効果が高い分野にのみ掛けるのが合理的なんじゃないかと思いました。

例えばいざというとき何千万、時には億を超える保障が得れる生命保険、自動車保険、個人賠償責任保険なんかはレバレッジ効果の高い分野と言えると思います。

 

対して、医療保険は上記でも書いたように入院日数に対して数万円、上手く条件が噛み合って数十万円程の保障。

払い込む保険料に対してレバレッジ効果は低いと言えるのではないでしょうか。

 

人それぞれの考え方次第かと思いますが、今後はレバレッジ効果の高い分野にのみ保険は掛けるつもりです。

お金に色はつけない

年間16800円の保険料も長期で見れば結構な金額です。その分を貯蓄なり資産運用に回して「色のついていないお金」を増やす方がやっぱり合理的だと思います。

「色のついてないお金」は何にでも使えるけど保険料として払ったお金は病気になって病院にお世話になった時にしか使えない「色付きのお金」になってしまいます。

 

しかも「色付きのお金」は返って来ないかもしれない。

もし返ってきても全部は返ってこないかもしれない。

 

そう考えると何にでも使える状態にして手元に置いておく方が使い勝手はいいし合理的だと思うんです。

12000円無駄にしました。

ちなみに県民共済に加入していた期間は6ヶ月。

払った保険料は12000円です。

当たり前ですけど掛け捨て型の保険は、それを解約した瞬間に支払った保険料はなんの価値も持たなくなります。

ただの損失。

 

僕の場合は6ヶ月だったのでこの金額で済みましたが

例えば5年10年と加入していたら払った保険料も多くて解約なんて出来なそうです。

そこがまたうまく人の心理につけ込んだ商品だな〜と思います。

 

僕はタバコは吸わないし酒もあまり飲みませんが、

これからはより一層健康には気をつけようと思います。。

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