結構前の話になりますが年末調整ネタをもうひとつ。
僕が勤務していた職場で年末調整を実施後、戻ってくるはずの所得税還付金の計算が間違っていた。というお話です。
自分で計算しておいて良かった
僕が先月まで勤務していたところは個人経営の飲食店。
登記上は株式会社でしたが、実態は完全なる個人経営店舗です。経理・会計関係は全て会計士さんにお任せ、社長は税金関係には疎い様子でした。
で、以前記事にしたように2014年末も各種控除照明書類を提出して年末調整を実施してもらった訳なんですが・・・・
「え、還付金の計算間違ってるんだけど!!!」
という事態になりました。。。
年末調整とは
まず年末調整とは、
「1年間給料から天引きされていた所得税の正確な税額を決定すること!」
である。
そしてそれによって来年度の住民税額も決定される。というとっても大事な作業な訳です。
当然正確な税額を計算しなおした結果、払いすぎていた場合は還付金。
足らなかった場合は追徴金が課されることになります。
僕の場合はたんまり払い過ぎていたので還付金が発生しておりました。というか、大抵の人がこのパターンではないでしょうか。
ほんで、自分なりにもお金の勉強の一貫として年末調整の計算を自分でやってみて還付金がいくらあるのかを試算したりしてみた訳なんです。
参考知らない人が多すぎる!年末調整を知りましょう。還付金を試算。
↑上記参考記事には詳しく書きましたが、結果約59,000円ほどの還付金を貰えることが判明。
「おぉ!そんなに(・∀・)」と小踊りして喜んでいたわけですが・・・・
え?あれ、足りない・・・
年末調整終了後、税理士さんから各従業員の還付金額の連絡を受けた社長が僕にもひと言。
「お前還付金53,000円くらいあるらしいぞ〜」と。
「お、まじっすか〜そんなに(^O^)」と言ってはみたものの・・・ん??足りなくね?微妙に。。。
あれ、オレの計算が間違ってたのか!?!?
と思い再度計算し直すも、、、
んー何度やっても59,000円ちょい。
なんだこの6,000円のズレは。なんだ。なんなんだ!?
そして喧々諤々、あれこれと調べた結果ようやく謎が解けました。
12月の所得税と相殺して還付
僕が2014年の1年間天引きされていた所得税はこちら↓
この既に収めた税金と年末調整で計算し直した正確な税額との差額が還付される訳ですが、最終月12月の所得税は給与天引きしてもすぐに還付で戻すことになるんで徴収しない。という簡便法を採ることがあるらしいのです。
12月の所得税と相殺して還付する。みたいな?
ほほう、なるほど。それならば計算が合うなと合点。
つまり社長が言った還付金53,000円と言うのは、12月分の所得税を天引きしない場合の額。
一方僕が計算していた59,000円は12月分もしっかり徴収された場合の額。
結局はどちらも同じになりますよね、納得。
12月の所得税天引きするなら59,000円還付、天引きしないなら53,000円の還付。
ということになります。
が、しかし!!
な〜んだそういう事かぁ!納得納得。税金の計算はややこしいなぁ〜(^-^)
などど、ホクホクしながらいざ12月の給料と還付金を頂きました。
すると・・・・
「いや違うし!!間違ってるし!!!!」
はい、還付金の額は53,000円。それはいい。
てことは12月は所得税引かれてないはず・・・・・って引かれてるし!!!
内心「おいおいマジかよ、何考えてんだよ」位の心境でしたがそこは穏やかに、「あれ、社長これ、12月は所得税天引きしないんじゃないですか〜?」と優しく進言。
「え?そうなの??ちょっと税理士に確認してみる」とのこと。
はい。確認の結果、12月分は天引きしないパターンでした。
結果良かったけどさ・・・
今回は自分自身で還付されるであろう金額を計算していたから間違いに気付いたものの・・・過去3年分はそういうことをやっていませんでした。。
ってことはさ、、過去3年は全部間違った計算をされてて実際より少ない金額が還付されてたってことになるよね・・・(-"-)
まさか故意・・・では無いと信じたいし、、過去3年は合っててたまたま今回だけが間違ってたのかもしれないけどさ、、、わからんよね・・・。
ってそこら辺を正確に指導しない税理士も税理士だし社長も社長だわ!!!まったく。。
たかが6,000円、されど6,000円。
何よりそういうお金の計算間違いが判明すると全体的な信用度が下がりますよね。。他にも何かあるんじゃないかって。
という事で、幸か不幸か勤務先の税金計算間違いが判明した今回の出来事。その勤務先も先月退職したので今となってはあとの祭りですが、改めて自分のお金の事は把握しておかないとな。と痛感しました。
勤務先にちゃんと経理部門があるような企業ならともかく、こういう家族経営の零細企業だとあり得ないとも言い切れない事象です。
そういう境遇だと会社任せにするリスクってやっぱりあるんですね。