先日、というかだいぶ前になりますが学生時代の友達に会った時の話。
同窓会のような集まりだったので、最初は互いの近況なんかを話したりしてましたが30歳にもなると次第に話題はお金の話に。
「毎月いくら貯金できてる~?」とか「何にいくら使ってる?」
みたいな話からどう節約する?という話になりました。
各々、ネット回線は光である必要はない、とか家賃をどうにかしたいとか
それなりに盛り上がったのですが、ある友人が一言。
「節約することより収入を増やすことを考えようよ」と。
その場では「そう言っても給料なんて簡単に増えないし!」とか
「給料が増えないから節約するしかないし!笑」みたいな意見が続出して終わったんですが、なーんとなくそのことが気になっていました。
その友人は実家の家業を継いだ自営業です。
自営業は収入を増やすも減らすも自分次第。厳しい世界です。
僕ら雇われの身分にも当然そういう面はあるかもしれませんが、大幅に増えることもなければ大幅に下がることもない(稀にあるかもしれないけど)そんな世界です。
その友達はまだ家業を継いで間もないですが、多分その自営業ならではの厳しさを既に感じていたのだろうと思います。
だから、恐らく彼には「収入をいかに増やしていくか」という思いはあっても
「いかに節約するか」という考えはなかったんだろうと思います。
もちろん経費の適切なコントロールは頭にあると思いますが、
守ることよりも攻めることを考え続けてこそ生き残れる世界。
それが今の世の中だろうし、自営業というのはそういう世間の厳しい風を僕らよりもまともに受けるのだろうと思います。
そういう彼自身の成長も感じたし、頼もしく思った。
そんな一言のように思えました。
節約よりも収入を増やすことを考える。
確かにそうだよなぁ。
節約は思い立った日からすぐに始めることが出来るし、一度その仕組を確立してしまえば継続的に努力し続けなくても持続することが出来る。
けど、収入を増やことを思い立ってもその日から増やすことは出来ない。
日々の努力を積み上げていけば、将来増やすことが出来るかもしれないが
いずれにしろ節約と違って成果が現れるまでかなりの時間を要する分、
常にその事について考え続ける必要がある。
どう増やすか、その方法を考えるだけでも難しい。
その方法を実行して更にそれが成果となって表れるまでも難しい。
だからこそ考えなくちゃいけないんだよなぁ。
その場では軽く流れた言葉でしたが、
今考えると意味のある言葉だったなぁと痛感。