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投資家目線のモーターショー。日本の自動車産業は大丈夫か!?

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先日もお伝えした通り、東京モーターショーへ行ってきました。

【東京モーターショー2017】 BMW、マツダ、レクサス、トヨタ、ダイハツの注目モデル!

華々しいコンセプトカーや各メーカーの注目モデルについては上記記事(長いよ!)に任せるとして、今回は目線を変え、「個人投資家」という立場でモーターショーを展望したいと思います。

実はワタクシ、投資信託・ETFを用いた分散投資の傍ら、いくつか個別株式にも投資しています。Intelに買収されたモービルアイ(MBLY)、テスラ・モーターズ(TSLA)、エヌビディア(NVDA)など、いずれも未来のクルマ、自動運転車に関連する銘柄です。

好きこそものの上手なれで、興味のあるクルマ関係の銘柄を応援する意味も込めてこれらの銘柄を保有しています(モービルアイは売却済)。こうした「いち投資家目線」で、これからの5年10年で世界を変えるようなメーカー、企業はあるのだろうか!?という視点でモーターショーを見てみると決して楽観できない傾向が浮かび上がります。

日本の自動車産業は大丈夫なのだろうか。

東京モーターショーは縮小傾向!?

華々しいモーターショー。クルマ好きには堪らないイベントです。世界中のあらゆるメーカーのあらゆるクルマが一同に介す、大展示会。

そんな印象を東京モーターショーには持っていますが、実はその出展車両数、出展企業、入場者数などの数字を追ってみると意外とそうでもないことが分かってきます。

規模は右肩下がり

下のグラフは平成に入ってからの出展メーカー数、出展車両数、そして来場者数の推移です。

グラフを見れば一目瞭然。1990年代前半をピークに、出展メーカー数・車両数・入場者数ともに減少傾向が続いているんですよね。2009年のリーマンショック期は海外出展メーカー数がわずか3社に激減したこともあって、急速に落ち込んでいます。2011年はさすがに盛り返しますが、今回2017年の出展車両数は2009年を除けば過去最低の371台に留まっています。

それと呼応するように来場者数も大幅減少。2017年モーターショーが会期を終え、入場者数が発表されました。その数77万1200人。残念ながら出展車両数に呼応してこちらも2009年に次ぐ低い水準を記録しました。

モーターショー当日は興奮もあって中々気付きませんでしたが、言われてみればフェラーリ、フィアット、ランボルギーニ、アルファロメオ等のイタリア車。ジャガー、ランドローバー、アストン・マーチン等のイギリス車は出展していませんでした。

ニュースによると「Volvo、ハーレー・ダビッドソンが復活!」とありましたが、実はその展示はこのようなもので↓

展示ホール内ではなく、ホールとホールをつなぐアトリウムに小じんまりと展示されているだけでした。VolvoブースはXC60が3台展示されているのみ。写真には写ってませんが、ハーレー・ダビッドソンもVolvoの隣に同じような小じんまりとしたブースを構えるのみ。

「復活!」とは名ばかりで、「無理言って何とか出てもらった」というのが本当のところでしょう。メーカー側の渋々感、やる気のなさがとてつもなく伝わってきます。

現在最も先進的なクルマを開発しているテスラ・モーターズはもちろん出展していません。モーターショー自体に出てこないメーカーなのかと思いきや昨年のジュネーブモーターショーにはしっかりと出展しています。

ワールドプレミアの数が・・・

そしてもう一つ注目したい数字。それはワールドプレミアの数です。

ワールドプレミアとは、「世界初公開」を意味します。モーターショーでコンセプトカー・市販車問わず世界初公開する車両があれば「ワールドプレミア」という称号が与えられます。

ヨーロッパではジュネーブモーターショー、フランクフルトモーターショー。北米ではロサンゼルスモーターショー、アジアでは東京モーターショー、上海モーターショーと、大きなモーターショーがあります。自動車メーカーが世界初公開となるクルマを出展する場合、それをどこのモーターショーに当ててくるか。どこでワールドプレミアを出すかに様々な思惑が絡んでいるように思います。

↓下記のグラフは過去8回分の東京モーターショーでのワールドプレミア(WP)台数の推移です。赤が日本メーカーによるもの、青が海外メーカーによるもの。いずれも乗用車部門のみの数値です。

日本メーカーがお膝元である自国開催のモーターショーにワールドプレミアをぶつけてくるのは自然な事しょう。しかし問題は海外メーカーの場合。わざわざ東京モーターショーを選んでワールドプレミアをぶつけてくる海外メーカーがどれだけあるかが、日本の自動車産業への期待度を如実に反映している気がするのです。

その推移。なんと今回2017年は0台でした。

全体の数も28台と少ないながら、ここ15年あまりで海外メーカーのワールドプレミア0台は東京モーターショーの世界的地位の低下を表しているように思えてなりません。その凋落を尻目に、同じく2017年に開催された上海モーターショーは、1,000社が1,400台のクルマを出展し、ワールドプレミアは113台。日本メーカーもこぞって上海でワールドプレミアを出しています。

EV、自動運転は??

今回の東京モーターショーを見て感じたのは世界の自動車産業が今後10年で大転換を迎えるであろうEV化とその先にある完全自動運転車への対応です。その辺りの開発に日本メーカーがどれだけ重きをおいて取り組んでいるのか。レベル3の自動運転を搭載した市販車がベンツ、アウディから発売され、EV専門のテスラが席巻し、EV専門ブランドをヨーロッパメーカーがこぞって構築している中で、日本メーカーの取組は世界に取り残されてやしないか。

また、パーツメーカーはEV、自動運転化に対応する主要パーツを開発出来ているのか。自動運転車に搭載するカメラ、センサーに於いても目立つのはボッシュ、Continentalなどの外資メーカー。日本メーカーだとAISINブースで自動運転関連の展示を見られたものの、そうした展示は極めて少ない。

大丈夫だろうか。

ガソリンエンジンの圧縮着火を実現する夢の新エンジンを開発したマツダのような取組は確かに面白い。小規模メーカーはそれで良しとしても、特に巨人トヨタが世界の潮流に乗り遅れてやしないか気になってしょうがない。

今回のモーターショーで5年後10年後に世界を変えるような日本発メーカーがいるような気は・・しなかった。

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