投資内容をブログで公開している人の中にはしっかりと「投資方針書」とか、「資産運用規則」なるものを書いてそのルールに則った運用をされている人がいます。
かく言うわたくしモッティはどうかと言うと…その場その場の気分や考えでわりとコロコロと積立商品を変えたり、投資額を増減したり、資産配分を変えたり。
かなりフレキシブルに行なっています。
しっかりと自分なりの「規則」を策定して実行に移すのも立派なことで、毎回尊敬の念を持ってそういう方のブログを見たりしますが、かと言ってこのコロコロ変わる自分のスタイルはこれはこれで有り。とも思っていたりして。
別に誰かの資産を預かってる訳でもなく、自分自身の資産を、自分のために、自分で行なっている訳ですから、「好きな様にする」権利は充分にある。と思うのです。
債券クラスゼロ、株式90%資産配分へ
自分の投資のやり方、配分、商品選定など様々な要素が組み合わさって投資方針というものは決まると思うのですが、その方針とやらは自分でこう!と決めれるものでもなく、試行錯誤を繰り返してなんとなく「しっくりしてくる」様なものだと僕自身は感じています。
これまでも投資額の増減や商品の入れ替えを色々やってきましたがその時々の「なんかしっくり来ない」を「しっくりする」様態に変化させていく事で徐々に徐々に自分の方針や色が固まっていくのではないかと。
さて、今回一体どんな変化を加えたのかと言うと・・・
- 債券クラスの積立廃止
- 先進国株式の米国株式集中
総資産配分
リスク資産の配分変更の前に、わたくしモッティの個人データと総資産を明示しておきましょう。
- 33歳
- 既婚
- 子供なし
- 世帯収入約700万円(2016年)
- 負債なし
2017年1月現在の総資産は約1,200万円。内訳はこのようになっています↓
前月、2016年12月に年に1回のノーセルリバランスを行い、約120万円の一括投資をしましたので預金等の現金資産が全体の18.4%と減少しています。
こちらは毎月の現金貯蓄(約15万円)や生前贈与等々で徐々に回復してくるでしょう。
今回の記事では上記グラフのこの↓部分
リスク資産の中の「積立資産」とでも言いますか。
確定拠出年金とNISA・特定口座にまたがる毎月の積立投資資産の配分とポートフォリオ変更について記載しています。
旧資産配分&ポートフォリオ
資産配分エクセルツールにて作成。
- 先進国株式
- 日本株式
- 新興国株式
- 先進国債券
- 日本債券
- 新興国債券
- 国内REIT
- 先進国REIT
の8資産分散でした。
旧ファンドラインナップ
資産クラス | ファンド名 | コスト | 毎月投資額 |
---|---|---|---|
先進国株式 | バンガードトータル・ワールド・ストックETF (VT) | 0.14% | ¥42,000円 |
新興国株式 | バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF (VWO) | 0.15% | ¥31,500円 |
国内株式 | SBI中小型割安成長株ファンドjrevive | 1.86% | ¥23,000円 |
ひふみ プラス | 1.24% | ¥4,500円 | |
先進国債券 | ニッセイ外国債券インデックス | 0.29% | ¥5,600円 |
新興国債券 | SMT新興国債券インデックス | 0.78% | ¥5,600円 |
国内債券 | ニッセイ国内債券インデックス | 0.18% | ¥14,000円 |
先進国REIT | ニッセイJ-REITインデックス | 0.76% | ¥7,000円 |
国内REIT | ニッセイJ-REITインデックス | 0.34% | ¥7,000円 |
積立額・コスト・ロケーションをグラフにするとこんな感じです↓
新資産配分&ポートフォリオ
そして新資産配分がこちら↓
- 先進国株式
- 日本株式
- 新興国株式
- 先進国REIT
- 日本REIT
の計5資産、株式90%、REIT10%の構成。
新ファンドラインナップ
そしてファンドラインナップも変化します。
資産クラス | ファンド名 | コスト | 毎月投資額 |
---|---|---|---|
先進国株式 | バンガード米国情報技術セクターETF (VGT) | 0.10% | ¥22,000円 |
バンガード高配当株式ETF(VYM) | 0.09% | ¥22,500円 | |
新興国株式 | バンガードFTSEエマージング・マーケッツETF (VWO) | 0.15% | ¥40,500円 |
国内株式 | SBI中小型割安成長株ファンドjrevive | 1.86% | ¥21,000円 |
ひふみプラス | 1.24% | ¥18,000円 | |
ひふみ年金 | 0.82% | ¥2,000円 | |
先進国REIT | ニッセイグローバルREITインデックス | 0.76% | ¥7,000円 |
国内REIT | ニッセイJ-REITインデックス | 0.34% | ¥7,000円 |
先進国株式枠は米国株式ETFのみで構成。2つのETFへ積立投資します。
米国のIT・情報技術関連企業にまるまる投資出来る
「バンガード米国情報技術セクターETF(VGT)」と、
米国の高配当株式銘柄に投資する「バンガード米国高配当株式ETF(VYM)」の二本立てです。
日本株は2つのアクティブファンドを用いて投資。ひふみプラス・ひふみ年金と確定拠出年金でも買えるようになったジェイリバイブです。
ファンド・コスト・積立額・ロケーションをグラフにするとこのような感じになります↓
各株式クラスは非課税口座内に配置、REITクラスのみ特定口座にて積立ます。
ひふみプラスもSBIの確定拠出年金口座で買える「ひふみ年金」の方がコスト安ですが、確定拠出年金口座の枠が足りません。毎月の積立増額を切に望みます。
ジェイリバイブ、ひふみプラスの両アクティブファンドがコスト高ですが、その分海外ETFを活用して全体のコストは0.59%に圧縮。
出すとこは出して締めるとこは締める。そんなコスト関係です。
リターンを得るために投資をしている
さて、なぜ今回積立資産の配分変更に踏み切ったのか。正直に、端的に、ストレートに包み隠さず言うならば、、
お金を増やしたいから。
僕は2014年の1月から積立投資というものをスタートさせた訳ですが、なぜ始めたのかという問いを突き詰めれば上記と同じ答えに行き着きます。
「老後の資金準備をしたい」「教育費の準備をしたい」「住宅費の準備をしたい」などなど色んな理由がありましたがじゃあなぜ銀行預金だけではだめなのかと言うと、それじゃあ間に合わないから。つまりお金を貯めつつ増やしたいから。というのが自分自身が証券投資をする率直な理由です。
それはもちろん今も変わらず根底にあって、その為に資産配分をし、商品を選択し、毎月の積立投資を実行しています。
今回、先進国・新興国・日本の各債券に投資するインデックスファンドの積立を止める事にしました。
積立投資初期から「守り役」として自分の資産配分に組み入れて運用してきたわけですが、この「攻める」中にある「守り役」、すなわち主にリスク調整用としての債券クラス投資がこのところどうもしっくり来ない日々が続いていました。
お金を増やしたいという欲求故にリスク性資産へ投資している訳ですが、この中に守りの資産を組み入れるのがどうもシンプルさに欠けて腑に落ちない。
攻めは攻め、守りは守り。
攻めは株式とREIT資産、守りは現金預金。の方がシンプルでわかり易くていいんじゃないかなぁ。というのが素直な気持ちです。
理論的には債券(主に日本債券)クラスを組み込んだ方がポートフォリオの効率が良くなることは承知の上。特に日本債券クラスは他資産と逆相関関係にあって、株式が下がる時には上がる、と言った分散効果も期待できることも理解しているつもりです。
でもやはりシンプルにリスク資産は攻めて行きたいと思うんですよね。
相場に影響されないように・・
「相場が良い時には積極的な配分にしたがる投資家が増える」という定説があります。
かく言うわたし自身は2014年に投資をスタートしたばかりの、やっと3年生になったばかりの下級生。「〇〇ショック」と呼ばれるような大きな暴落の経験が無く、自分が「どれくらいのリスクを許容出来るか」の実績はありません。
ただ、現在まだ33歳。長い人生のまだ半分も過ぎていない(はず)です。相場の好不況に影響されるべき地点ではまだ無く、粛々と資産を増やしていく段階です。投資を始めたのも相場に影響されたからではありません。
今回の攻めの変更も今が「好況だから」行った訳ではないと自負していますが、そう自分が思っているだけで何の確証も無いことは事実です。
初めて大きな不況の波がやってきた時にその真偽が試される訳ですが、こればかりは座して待つしかありません。
ともかくリスク資産の変動=リスクは上がる事になるので、現金資産の比率には気をつけなければいけませんね。