わたくしモッティ、現在38歳。5年前に結婚し1歳の子どもがいます。
投資の開始は2014年、31歳の時。
当時は独身でスキースノーボードがしたいが為にスキー場の近くに移住し、アルバイトで生計をたてながら冬はひたすら滑り、夏は登り、遊び、欲しいものは買う日々。
振り返ってみれば、あれはあれでとても幸福な日々だったと今では思うものの、当時の全財産は30万円〜50万円という世界で、まさにその日暮らし。その日を楽しむ生活でした。
そんなときにふと将来が不安になり。と言えばありきたりですが、その「不安」を紐解いて見れば「自身の稼ぐ力の弱さ」が根底にあったように思います。
人的資本に加えて金融資本を獲得せよ!
男独身31歳。同級生を見れば好きなことを仕事にし、着実にキャリアを重ねて自身の「人的資本」を強化している人間がそこかしこにいる。対して自分は好きな生活をしているとは言え、気づけば飲食店従業員として以外にお金を稼いだことがない貧弱な「人的資本」。
加えて当時は単にアルバイト。
その時にふっと、自分自身の稼ぐ力の圧倒的少なさ、そして恐らく将来的にも大きく改善はしないだろうという悟り。そんな気づきが急に、しかし確実に訪れました。
そこが今にして思えば転換点で、圧倒的に足りない自分自身の稼ぐ力に加えてもうひとつ、お金自身に働いてもらって稼ぐチカラ、「金融資本」を獲得しなければどこかの時点で人生詰んでしまう瞬間が来る。そんな恐怖感にも似た感情に一気に襲われ、約半年間の準備期間を経て2014年から投資をスタートさせました。
当時は月に1万円とか3万円をなんとか積み立てるレベルでしたが、そんな想いをブログに綴っているとそこからなんと収益が上がるではないですか。
その収益分も丸々積み立て投資に回し、毎月の積立額が5万になり10万になり、最高で毎月14万円ほどになり。
投資先もインデックス投信からスタートしたのが、海外ETFや個別株デビューをしたり、やれグロースだ、高配当だ、レバレッジだ、アクティブファンドだ、インバースだ、仮想通貨だと流転を繰り返しながら、時に売却して利食いしたり、目論見外れて損をしたり。
ひと通り少しずつ経験しながらも資産は確実に成長してきました。
外的要因として、親から生前贈与を受けることになったり、幸いにも軽傷で済んだバイク事故で慰謝料をもらうことになったりと、多分に自分自身のチカラだけではない「ラッキー」が含まれていて、故に大手を振って「再現性」をアピールするのは違うんですが、しかし大なり小なり金融資本というのは作ることが出来る。
それがこの7年の実感です。
近づく「山の頂上」1億円
運用開始当初は、途方もなく高くて下から見上げるだけでは霞んで見えなかった「1億円」という山。その山の頂上が少しずつ、少しずつ見えてきたのがここ1年ほどの出来事です。
これも幸運としか言えませんが、コロナショックをきっかけとした大金融相場によってこの1年は山を登るベースが倍速になったような印象です。当然このスピードが続く訳はなく、どこかにまだ見ぬ大きな「谷」も待っていそうですが、しかし頂上は確実に近づいている。
そうなってくると今までアクセル全開で登ってきた所を少しペース配分しつつ、振り落とされないように戦略を練り直す、そんな局面に来ているように感じています。
現在のポートフォリオはご覧のようなかなりハイリスク・ハイリターンスタイルです。
※グラフはnoteで販売中のポートフォリオチェッカーで作成!
グロース株、アクティブファンド、そしてこの1年のスピードの大半は仮想通貨がもたらしていたのが最大の要因であり懸念。
減らさない運用に切り替える時期だが・・
現金も金額的には良いものの、割合的には少なめ。
常にアクセルを踏んでいるような運用を続けてきましたが、そろそろ頂上も意識しつつ守りも考えていく頃合いが近いです。
特に、気づけばボートフォリオのかなりの部分を占めてしまった仮想通貨クラス。
セオリーで言えば一部利確して割合を減らすべきでしょう。しかし現在の税制では通常20%で済む売却益税が累進課税で最高実質45%にも達してしまいます。
もちろん1,000万円程度であれば33%で済みそうですが、それでも余計に税金で持っていかれるのは癪の極み。
加えて仮想通貨クラスは個人的には長期でまだまだ伸びしろがあると考えているので、そのままステイするのもひとつの戦略かもしれません。
ステイして税制が株式やFXと同等になった時に利確する。今のところはこの戦略を採用する可能性が高いです。
となると、その他の部分で少し調整を入れるのが得策かもしれませんが、TSLAもAAPLもNVDAもまだ持っていたい。当落線上にいるのはPLUG、AMZNや、日本株、中国株辺りですが、これを売却して全米インデックス系の投信なりETFに組み替える。もしくはPFFのような値動きはないが高配当系ETFで確実にキャッシュを積み上げる。
この辺りの戦略になるだろうと考えています。
が、もう少しこのままアクセルを踏んだままで「頂上」到達を見届けたい。という思惑もチラリ。
この辺り、悩ましいですね。
しかし、金融資本、育ってきたな。