お金の話 コアサテライト戦略

BALMUDAが上場したらぜひぜひ株を持ちたい。

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来てます。 好きです。バルミューダ。

扇風機Green fanの大ヒットから、加湿器レイン、スマートヒーター、最近ではキッチン家電に参入し着々と知名度とブランド力を向上させています。

メディア露出も増え、日本で今最も熱いメーカーと言っても過言ではありません。

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ものづくり企業バルミューダはやっぱり好き。

いや〜。好きっ。欲しい。 何がってBALMUDAですよバルミューダ。   一応僕もバルミューダ製品ユーザー。 おととし冬前にほぼ衝動買いに近い感じで「スマートヒーター」を購入済みです。

なんでしょう、スマートヒーターの場合確かに性能的にはあと一声!!みたいな部分が垣間見えるんですが、何より所有欲の満たされ方がハンパないっす。

なんかこう。毎日ヒーターがそこにあるのについ眺めちゃうような、愛でたくなるような・・ 単純に「モノ」としてカッコイイ。魅力的。欲しくなる。   「性能的にもう一声」とは言ったものの、でも実は既にかなり高いレベルにあると思うんですよね。 多分ね、「モノ的に」かなり完成されているだけに、余計に高いレベルを求めたくなるような、「もっともっと頑張って!」と言いたくなっちゃうような。。   そんなわがままな気持ちに所有者をさせるような魔力がバルミューダのプロダクトにはあるんですよねぇ。。

好きすぎて逆に厳しい事を言いたくなるような。期待しているだけに逆に甘やかしたくないような。

そんなバルミューダが最近新作を出したんです、新作を。

これがさ、なんとトースター。 しかも¥22,900もしやがんの。

そこ来たか!これは予想できなかった。

22,900円のトースターって聞いたこと有る!?今までそんなもんあった???ないよね??   ここがまたスゴイ所。

バルミューダ最初のヒットは扇風機。 35,000円する扇風機です。   今となっては高級扇風機っていうジャンルが確立されつつあるけど、多分バルミューダが出す前はそんな市場なかったと思うんですよね。 「高級扇風機」ってよーく考えたら意味不明な市場。 高級駄菓子?みたいな?

いやそれ本来安いことに意味ありますから!!みたいな。

扇風機=安いもの。だったはず。

扇風機って「クーラー買うほどお金を掛けたくないけど涼を得るために買う」っていう二番手感満載の商品だったと思うんですよね。今までは。

あークーラー欲しいなー、でもしゃーねー扇風機で我慢だ!

みたいな扱いだったはずなんですよね扇風機って。   それをだよ、35,000円(しかも税抜きね)だよ?

YAMAZENの扇風機なんて2千円ちょいで買えるのにさ。

完璧に既存市場の真逆を行ったよね。  自然界の風を再現。。お店であたってみるとわかるけど確かにこの表現は当たりです。 まさにその通り。

結果的にはヒットしたけど当時のバルミューダは今も販売しているMacBook用の台というか脚のようなプロダクト(X-Base)と、高輝度LEDを使ったデスクライト(Airline)を扱ういち零細企業に過ぎなかった訳。しかもこれらふたつのプロダクトはほぼ手作りに近く、故に高価格にならざるを得ず、その在庫が積み上がり当時会社的にはもう瀕死の状態だったらしいのだ。

そんな頃に開発されたのが2枚の羽を持つグリーンファン。

開発資金も乏しく、量産資金もない中、生きるか死ぬか、伸るか反るかの大勝負だったんだそうで。 社長の寺尾氏はこのGreen Fanの試作機を持ってテレビ局でとある家電芸人(たぶん土田)を出待ちしたんだそう。 で、その場で見せて動かして体感してもらってその魅力をプレゼンしたんだそうだ。   見せられた家電芸人(たぶん土田)も「こりゃスゴイ!」てな訳で テレビで紹介→話題→ヒット→高級扇風機市場出現 という流れになったんだそう。

その社長の行動もなかなかスゴイがバルミューダのプロダクトにはそういう人を虜にする魔力があるんだよなぁ。。

そんなこんなでトースターですよ、トースター。 しかも¥22,900(しかも税抜き)ですよ。

これまた「高級トースター」っていう意味分かんない市場が出来ちゃいそうですよ。  

YAMAZENのトースターなんて2千円ちょいで売ってると言うのにだよ。

価格のイノベーション

これね、「今までこんな高い〇〇あった!?」っていうイノベーション起きてますわ。   安モンしかなかった家電の高級化。

「扇風機でもトースターでも突き詰めるとこんなスゴイもんが出来るんですよ。」 っていうBALMUDAの啓示。

示されて初めて、それを欲していた事に気づく。

イノベーションの条件て多分これだと思うんですよね。   アップルにしてもそう。ダイソン?もそうかな。

「今までぜーんぜん気付いてなかったけど何これ欲しい〜!!」 って世の人に思わせる商品を出せるか。

これがプロダクトを作っている企業の存在価値だと思うんですよね。   一昔前のアップルはまさしくそうでしたね。 新しい市場を作る。   そういう意味ではバルミューダもこれ立派な会社だと思うんです。   今の日本で話題性のある会社ってどうしても情報系、通信系だったりして何て言うか「ものづくり」企業ってあんまり無いイメージなんですよね。 大手家電メーカーから全然魅力的なプロダクト出てこないし。   そんな中でこれだけ新しい面白い、新市場を作っちゃうようなインパクトを残すプロダクトを発信するバルミューダは面白い。

「次はなんだ!?」っていうワクワク感がたまらない。

残念ながら上場してない。

こういう会社の株を買って応援したい。 というか、株を買うならこういう会社を買いたい。と切に思うのだが、、残念ながらBALMUDAは非上場!!

わたくし、ファンド&ETFを用いた積立投資、インデックス投資は実践しておりますが個別株についてはノータッチ。一切保有していません。   でも、やっぱり自分が好きなモノ・コトを提供する会社があったら応援したいな〜投資したいな〜と最近思うわけで。 もちろん利益も得たいけれど、単純にその企業を応援したい。ファンクラブに入りたい!みたいな心境のほうがデカイ。   そういう視点で考えて見ると今のところBALMUDAが筆頭候補なんだよな〜。

くーーっ残念。

ちなみにそのBALMUDA、現在はキッチン家電に注力してますが、並行してなんとロボティクス分野の研究もしているそうで!家庭用のロボットでしょうか?全くどんなものか想像つきませんが、これはまた楽しみですね〜。きっと「そんな切り口があったか!!」って言うような製品を夜に送り出してくれるでしょう!

↑寺尾社長の幼少期からミュージシャン時代、バルミューダ創業からグリーンファンの開発、そして起死回生の大逆転までを切々と描いた著作。バルミューダファンでなくてもストーリーとしてものすごく感動します。この方、「創る」「創造する」ことがとっても好きで得意なようで、文章の才能も間違いなくありますね。是非たくさんの人に読んで欲しい。可能性を信じること。前に向かう推進力を得られる良書です。

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