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NISA 確定拠出年金

50歳代からのiDeCo、積立NISAの活用をどう考えるべきか?

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コメント欄にて、「50歳代からのNISAの活用をどう考えるべきか?」という質問が寄せられましたので、回答させて頂きたいと思います。

まずは質問原文をご紹介。

はじめまして。投資初心者です。こちらのサイトを頼りに、遅まきながらイデコを始めたところです。

しかしながら、既に年齢が53歳の為、積み立てNISAにするか、いままでのNISAにするか悩んでいます。他の投資方法も何かありますでしょうか?

50歳代からのiDeCoをスタート。期間は短いですが充分にメリットは享受できるはずです。大変良い選択をされたと思います。

そして既存NISAにするか2018年スタートの積立NISAにするか。おっしゃる通り中々難しい選択になりそうですね。この点、検討してみたいと思います。

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50代からのiDeCoやNISAをどう使うか?

まず始めに質問者さんが加入した個人型確定拠出年金(iDeCo)について。

50歳代からの個人型確定拠出年金(iDeCo)活用

掛金の拠出が60歳までに限定されるiDeCoを50歳過ぎてから始めて大丈夫なのか?という疑問もあるかと思いますが、結論から言うと是非やるべきです。

iDeCoの2大メリットは

  • 掛金が全額所得控除
  • 運用益が非課税

です。

所得控除

ひとつめの「所得控除」は何らかの収入があれば必ず享受できるメリットです。

50歳を過ぎ、既にアーリーリタイヤをして無収入で生きているならばともかく、大半の方が何らかの収入を得ているはずですので節税という意味でiDeCoに加入するメリットは充分にあります。

一律10%の住民税に加えて、所得税が年収によって5%、10%、20%、23%、33%〜と加算されますので、合計税率15%〜43%とした場合の大まかな節税額は以下のようになります↓

税率会社員iDeCo掛金月23,000円(年276,000円)自営業iDeCo掛金月68,000円(年816,000円)
15%41,400円122,400円
20%55,200円163,200円
30%82,800円244,800円
33%91,080円269,280円
43%118,680円350,880円

収入にもよりますが、ただ掛金を拠出するだけでこれだけの金額を節税できることが約束されていますので使わない手はないでしょう。

運用益非課税

ふたつめの「運用益非課税」ですが、こちらのメリットも当然ながら年齢に関係なく享受できます。

しかし、運用期間が短いためにその「運用益」自体がさほど大きくならない可能性はありますが、それでも税金を取られないことは資産運用の効率を上げるはずです。

注意点

注意点としては、加入期間による年金受給開始時期の違いです。

現行iDeCoでは加入期間10年以上で60歳からの年金受取可となっています。それより加入期間が短いと段階的に受給開始年齢が上がっていきます↓

加入期間受給開始年齢
1ヶ月以上65歳から
2年以上64歳から
4年以上63歳から
6年以上62歳から
8年以上61歳から
10年以上60歳から

そこまで大きな差はありませんが、一応知っておくべきポイントです。

おすすめの金融機関

iDeCoの金融機関選択にあたっては

  • 手数料体系
  • 運用商品ラインナップ

がポイントですが、現在その要件を満たす金融機関はわずかに2つです。

楽天証券かSBI証券。

このどちらかにしておけば間違いはありません。両社とも手数料は最安水準、商品ラインナップ数はSBI証券が多いですが内容的にはどちらも互角です。

50歳代からのNISAの活用。現行NISAか積立NISAか。

つづいてNISAの活用について。

こちらは特に年齢による縛りは一切ありませんが、2018年から現行NISAと並行して「積立NISA」がスタートすることで質問者さんのように「どちらのNISAを使うか」という問題が出てきます。

現行NISAと積立NISAの制度概況を比較してみます。

現行NISAと積立NISA

 現行NISA積立NISA
非課税期間5年(ロールオーバーで10年)20年(ロールオーバーなし)
年間投資額120万円40万円
総投資額600万円800万円
制度終了2023年2038年

もっとも大きな違いは年間投資額と非課税期間です。

現行NISAは年間120万円投資でき、その非課税期間は5年間、投資総額は600万円。ロールオーバーすると次の5年分の非課税期間を使うことになるのでロールオーバーしても総投資額は変わりません。

一方積立NISAは年間40万円で、現行の3分の1ですが非課税期間は20年。総投資額は800万円で現行NISAより200万円多くなります。

30代・40代の資産形成世代は積立NISAを活用するほうが総投資額の観点から見てもお得だと言えますが、質問者さんように53歳から運用を開始する場合は一体どちらがお得なのでしょうか。

平均的日本人が何歳まで生きるか

最新(2016年)の統計では日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳となっています。

この「平均寿命」というのは0歳時の余命の平均値=平均余命という意味です。よって「ある年齢時から何歳まで生きるだろうか?」という問いに対しては年齢ごとの平均余命を用いるのがより現実的です。厚生労働省の統計によれば55歳時点の平均余命は女性33.53歳、男性28.02歳です。つまり平均すると女性ならば88.53歳、男性ならば83.02歳まで生きる可能性が高いことがわかります。

53歳の質問者さんが積立NISAで20年間の運用をしたとするとその満期時は73歳になります。年40万円(月33,333円)を毎月積立投資をして年率3%程度で運用出来たとすると、20年後には元本800万円に対し運用益が200万円ほど加算され合計1094万円程になるはずです。(もちろん解約はいつでも可)

この金額を73歳で受けとってどう思うか、というのが積立NISAを利用するか否かのポイントではないかと考えます。

今の70代が20年前の60代のような活力体力を持っていることを考えると、20年後の70代は更に若々しくなっているかもしれませんし、積立NISAをフル活用しても充分そのメリット享受できるのではないかと考えます。

もしこれを「長すぎる」と感じるならば現行NISAで太く短く (年間120万円、月10万円×5年)運用するのも有りかもしれませんが、その場合の合計金額は元本600万円+運用益46万円で計646万円程にしかなりません。

運用は長期であるほど有利という好例ですね。

やはり「老後への資産形成」を目的とするならば積立NISAを活用するのがベターなのではないかと思います。53歳からでも遅くはありません。

 

是非、制度の開始に合わせて積立NISAにトライしてみてはいかがでしょうか。以上回答になれば幸いです。

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