さてさて、上昇時なら楽しい楽しい月間パフォーマンス測定ですが下落時は戦々恐々。
恐怖の時間となります。
特に今回、2020年2月はコロナウィルス拡大に端を発した通称コロナショックに見舞われた事で、集計前から自分史上最悪の数字を記録するのではないかとビクビクしておりました。
が、
これが意外な結果となって自分でも少々驚いていると同時に、人間というものは利益よりも損失の方に気を取られるんだなぁとつくづく感じました。
2020年2月のコロナショック運用パフォーマンス!
それでは概要を
2020年2月運用パフォーマンス
- 運用総額 25,064,131円
- 収益額 −1,190,075円
- パフォーマンス -4.42%
- 配当収入 11,673円
週間ではあのリーマンショックを上回る、過去最大の下げ幅を記録した今回のコロナショック。
我がポートフォリオもさぞやとんでもないマイナスを記録しただろうと恐る恐るまとめてみると・・・
あれ??

月間で−100万円を超えるマイナスとなりながら「減ってない」と感じるのもおかしいのかもしれませんが、2018年10月には単月で340万円のマイナスを記録した事もありました。
パーセントでも最大で月間−14%の損失であったことで、今回の−4.4%、−119万円は随分控えめに感じます。
アセット別パフォーマンス
どうしたことでしょう。何が損失を食い止めたのでしょう。
最新の資産配分は、
このようになっていますので、、
米国株、日本株、新興国株、仮想通貨のアセット別にパフォーマンスを見てみます。
米国株
収益 −234,332円
−2.07%
日本株
収益 -712,216円
-11.77%
新興国株
収益 21,896円
0.33%
仮想通貨
収益 -265,423円
-8.76%
ご覧のように、日本株と仮想通貨は相応の下げ幅でしたが、米国株は意外に小規模の下げに留まり、むしろ新興国株はわずかながらプラスに転じています。
ちなみに毎月のパフォーマンス計測は前月末〜今月末、今回で言えば1月31日〜2月29日のパフォーマンスを計測しています。
これを見る限り下げを食い止めた要因は、米国株と新興国株によるものと推測出来ますね。
下落前までの成長分が凄まじかった米国株
それぞれの要因を見てみます。
まずは米国株。
我々人間は損失にばかり目が向くことを改めて認識しましたが、そう言えば下落が始まるまでの米国株、騰がり方がものすごかったですよね。
史上最高値更新の連続で、特に我がポートフォリオの米国株部門は個別株が大半なので、市場平均以上に大きくアドバンテージを稼いでいたのでした。
実際、下落前夜2月20日時点でのパフォーマンスを計測すると率にして14.26%、+161万円ほどを記録していました。
そこから月末に向けて大きく下落し-23万円で2月を終えた。という状況でした。
と、言うわけで、前月末から比較すると-23万円ではあるものの、株価のピークからは約-180万円を記録、ということですね。
ちなみに、高配当ETFのVYMを計110万円分ほど今月売却しています。
特に何も狙っていなかったのですが、約定したのはまさに下落が始まる直前の2月20日!
株価93.75ドルにて売却、その数日後には80ドルまで下がる訳ですから、これは幸運だったとしか言えません。
反面、先々月にでき心で買ってみたベア型レバレッジのSPXSは上昇相場で握りきることが出来ず売却。-10万円の損失を確定しました。
満を持してSPXSを買ってみたものの、ドンドン上昇していく市場(つまりドンドン下がっていくSPXS)にビビって即手放し、今回の暴落で甘い蜜を吸えなかったアカウントはこちらです。
— モッティー@もっとお金の話がしたい (@moneymottoo) February 28, 2020
あともう少し持っていれば!!!
後の祭りでした。
下落のピークをすでに終えていた中国株
新興国株クラスは主に中国株ですが、これはコロナウィルス感染拡大が世界より先行していたために、株価の下落のピークも約1ヶ月早く訪れていたことに要因があります。
こちらウィズダムツリーの中国株ETFのCXSEですが、ご覧の通りちょうど1月末に大きな下落に見舞われピークを付けています。
2月末の米国株の下げに引きづられて下げてはいますが影響は限定的で、小さな調整で済ませています。
これが、我がポートフォリオにおいてもマイナスどころか若干のプラスに動いた要因です。
分散の大切さを改めて痛感しました。
対インデックス成績
我がポートフォリオと100%インデックスポートフォリオとの比較です。
- 先進国株式(eMAXIS Slim米国株式) 50%
- 日本株式(eMAXIS Slim TOPIX) 25%
- 新興国株式(eMAXIS Slim新興国株式) 25%
の割合をカッコ内の商品で100%インデックス運用をしていた場合のパフォーマンスは、、、
インデックス -7.92%
我がポートフォリオ -4.42%
と、3.5ポイント差での勝利!
仮想通貨への投資を始めていることで配分割合も変わり、インデックスとの比較が意味をなしていない気もするんですが、一応続けています。
2018年7月からの累計比較です。
ここにきて大きく形勢が変わってきました。前述のように今月は下落前の米国株パフォーマンスがインデックスを大きく上回っていた事で、月間では小さな下落に留まっています。
対してインデックスは大幅な下落となったことで、大きく差が縮まりました。
このまま上にぶち抜いてくれる事を期待しますが、どうなることやら・・・。