つみたてNISAか現行NISAか。

なんて悶々としている内に年が明け、気づけば2018年がスタートしていました。
結論から言うと、、
2018年も現行NISAを継続します。
つみたてNISAよりも現行NISAを継続。
- 月10万、年間120万の非課税枠は使い切れる
- 元本+運用益もロールオーバー可能になった
- 海外ETF、個別株も買える
しいて理由を上げるならこんな感じでしょうか。正直別にどっちでもいいんです。物は試しにつみたてNISAにしてみようかとも一瞬思いましたが、でも非課税期間が長いとは言え年間40万円は少ないし、投信しか買えないのは物足りないし。
現行NISAはその点自由度が高い。海外ETFだろうが外国個別株だろうが、国内株だろうが好きなもんをブッ込める。当然個別株の方が(うまく行けば)インデックスファンドより値上がり幅が大きい訳で、そうなった場合、非課税メリットをより多く享受できる可能性もある。
海外ETFをNISAで保有すれば配当も非課税で受け取れるし、商品選択の自由が効くのは大きい。
ロールオーバー上限撤廃
②は、つみたてNISA開始直前に追加された新ルール。それまでは新たな非課税枠にロールオーバー出来るのは元本の120万円までだったのが→運用益も含めてロールオーバー可能に。この改正は大きかった。
非課税期間終了後に課税口座に移管した場合、その時の時価が取得額として上書きされるためNISA終了後も課税が有利になる。
例えば・・・
- 投資元本120万円が
↓
- 5年後に160万円に
↓
- 新ルールはその160万円全てをロールオーバー
↓
- 更に5年NISAで運用し200万円に
↓
- ここで課税口座に移管
↓
- 取得額が200万円に上書き
↓
- 300万円になった所で売却
↓
- 課税対象は100万円分のみ
楽観的なシナリオだとこういう事になる。当初元本120万円のみのロールオーバーだったのが運用益も含めてロールオーバー可能になったことで、いざ非課税期間が終了して特定口座に移管した後の課税がかなり有利になった。
現行NISA終了後に課税口座へ移して運用を継続しても、その時の時価が取得額=元本とされるため、移管した後の売却益のみにしか課税されない。つまり、NISA中に非課税となった部分はNISA後も非課税が維持されるようなもの。
なかなか良いではないか。
現行NISAで運用しながらつみたてNISAも出来る
現行NISAとつみたてNISAは年ごとの選択制であり、また、ある年からつみたてNISAを選択したとしても、現行NISAでの運用は5年間の非課税期間中は運用を継続できるらしい。
となれば、まあ焦らず現行NISA使い倒し作戦で、5年分全てをロールオーバーしてからつみたてNISAに移ってもいいし、それからでもつみたてNISAの恩恵は充分に享受できるのではないかと考えている。
万が一「やっぱりつみたてNISAにしたい!!」と2018年中に思えば、2019年からはつみたてNISAにしてもいい訳だし、まあ要は焦らず期間が短い制度の方から使っていけばいいかな。くらいの構えです。
今後も改正・改悪があるかもしれないし、将来的には現行NISAとつみたてNISA統合の話もあるし、また何か動きがあれば都度考えていきたいと思います。
それにしてもほんっっとややこしい複雑な制度ですね。現行NISA、つみたてNISA、ジュニアNISA・・・。そのうち「シニアNISA」とかまで出てきやしないだろうか。。。
全部まとめて誰でも使えるシンプルな非課税制度にすりゃいいのに。