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交通事故で10日間入院の医療費は誰が払う?健康保険は使う?

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交通事故のお金シリーズ。

あまり、というか全く嬉しくないシリーズですが起きてしまったもんは仕方ないんで粛々と書いていきます。

 

過去記事はこちらから↓

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入院費の支払いは誰が??

過去記事にあるようにワタクシ交通事故にあいまして10日間の入院をしました。

幸い意識もあり、体も動く状態でしたが手指のケガが激しく現場からは救急車で搬送、そのまま緊急手術と10日間の入院となりました。

 

手術は緊急手術含めて計3回。

状態としては指の開放脱臼。脱臼という文言から「脱臼で済んでよかったね」とよく知人に言われましたが骨折よりも状態としては重症だそうです。

患部が開いてしまった為にそこからばい菌や異物が侵入し、感染症の恐れも有ることから入院が必要になったとの説明でした。

ちなみに指には4本の靭帯が有るようですが、その4本全て切れており内1本は損傷激しく除去。残り3本を人工的に接合する手術がメインだったようです。

感染症対策に毎日3回の点滴と定期的に患部の確認&手術。そんな入院生活でした。

10日間の入院医療費

退院時にこの10日間全ての医療明細表と医療費総額を計算してもらった結果は、、

¥279,730

でした。

ちなみにこの金額は健康保険適用後の自己負担30%分の金額。

保険適用前の金額はざっくりこの3倍強、約90万円前後と考えて良さそうです。

合計には一日数百円の食事代やテレビ利用料等の自己負担分も含まれています。部屋は相部屋です。

 

大きなケガで入院なんてしたこと無かったし、いくらになるのかまるで見当がつかない。というのが率直なところでした。

 

明細表には当たり前ですが入院中に使用したありとあらゆる医療用品(点滴とか消毒用品とか絆創膏とか)が列挙されていました。

こんなに色々使ったんだなぁと思うと共に、都度処置してくれた看護師さんや先生に感謝です。

支払いは誰が??

相手のいる交通事故の場合は、医療費を含めた損害賠償金が過失割合に応じて支払われることになります。

支払われることにはなりますが、実際退院の際に誰が費用を立て替えるのか。この部分がとても気になる部分でした。

 

あとから過失割合分が相殺された医療費が戻って来るとはいえ、一旦自分の財布から支払うのは正直不安でたまらない。

30万なのか50万なのか。「3回も手術したから保険適用しても100万を超えるかも・・」と本気で考えていました。

 

高額療養費制度を使うにしろ一旦窓口で支払いを済ませなければいけない訳だし・・」と思い、

100万円規模の支払いに対応すべく、恐らく一番ATM親和性がありそうなゆうちょ銀行に自分のメインバンク口座から100万円を資金移動したりもしました。まじで。

 

それだけ医療費は素人には未知数だし、相手方保険会社とも連絡がとれていない状況も手伝ってプチパニックでした。

SBI損保は相手方に連絡はしてくれないとの事だったので、自力でコンタクトを取り相手も迅速に保険会社へ連絡をしてくれたおかげでようやく相手保険会社からTEL。

結果、医療費は一旦すべて相手保険会社が負担することになりました。

 

良かった。これで一安心でした。

自分が立て替えても最終的には変わらないと思いますが、自分の財布を開かなくて良いという精神的余裕はかなり大きいです。

ということは入院中に相手保険会社とは必ずコンタクトを取る必要がある。ということですね。

健康保険は使うのか?

結論から言いますと今回は自分の健康保険を使った金額を相手保険会社が支払ったことになります。

健康保険を使おうが使わないが窓口での支払いは保険会社なのでその場では何も変わりません。

が、後々過失割合が決まって自分にも幾らかの過失が認められた場合に、賠償額から自分の過失分相殺される・減額される金額は変わってきます。

 

例えば過失割合(相手8:2自分)だった場合に医療費総額100万円(健康保険なし)だった場合↓

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上記のように過失割合2割分の20万円が賠償額から減額されます。

 

一方、自分の健康保険を使って医療費3割負担にした場合↓

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上記のようにまず医療費が3割負担で30万円、そこからの過失割合(8:2)適用で過失相殺分は6万円に圧縮することが出来ます。

 

今回の事故では「健康保険使用で保険会社立て替え」という連絡を相手保険会社が病院の会計課へ速やかに行ってくれたことで、僕自身は何も煩わしい手続きをすることなく退院をすることができました。

以後の通院についても支払いは保険会社持ちになっています。

 

また交通事故等、他人に怪我をさせられた場合に健康保険を使うには「第三者による傷病届」というものを提出しなくてはいけないらしいですが、その手続も相手保険会社が代行してくれました。

 

交通事故での入院や通院。とりあえず費用の心配はせず治療に専念できる仕組みがちゃんとあるみたいですね。

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